「私は、社員一人一人が、其々に「何か」素晴らしいものを持っていると信じている。だから、それが発揮する日が来るまで待っている。それを裏切られた事は無い。」
そう言ったのは、『樹研工業』社長の松浦元男氏
愛知県豊橋市にある「世界最小・百万分の一グラムの歯車」を作った会社の社長です。
そこまで言える社長が代表の『樹研工業』は、一般的な「会社」とは違います。
採用は先着順。学歴・国籍・性別不問。賃金は年功序列制。会議は自由参加。残業は申告制。出張時は全社員がグリーン車使用。定年制は無し。
「ものづくり」の世界において、これ以上「働く」環境が整えられた会社は無いでしょう。羨ましい限りです…。
先日の「カンブリア宮殿」では、「ムダで儲ける経営術~社員の能力を最大限引き出す法~」というタイトルがつけられていましたが…
私は、これこそが、本当の「ゆとり」なんだと思います。
ニッポンは、学校教育の分野では失敗しましたが、その失敗をきちんと省みて、様々な分野で「ゆとり」を再構築して貰いたいものです。