着物を着る。
東洋的なボディワークや武道系のワークショップに参加する。
ヨガをする。
そんなことを、時間やお金が許すと
やっています。
それは好きだし趣味のひとつ
ともいえるのですが
おおもとの大きな動機は
「上虚下実のからだ」を作りたい
これです。
私が着物も武道もやりたい理由はすべてここ。
クラニオセイクラル・セラピーのお手当てでも、
ホメオパシーの健康相談でも、
質のいい仕事をするには
自分自身の「からだづくり」が
とにかく大切だと、
年々身にしみて感じます。
いや、仕事にとどまらず、
人生全体のためにといってもいい。
目指すのは
肚から下がずん、と充実して、
胸、肩、首、頭が軽くなり、
自分をもっと自由に使えるからだづくり。
上虚下実の、
「和」のからだが理想なんです。
そのようにからだが整うと、
こころの反応性も整うから、
勝手に自らトラップに引っ掛かって
いらない感情の乱れにさいなまされることが減るし、
気づきのセンスや、
視野のひろがりなどもついてくる。
体の感覚がこまやかになる。
内観力が高まる。
自由でかしこく、晴れやかであれる。
そんな境地にすこしでも近づきたく、
機会あればその道の達人の
ボディワーク系講座に
こつこつ参加しているわけです。
そんな先日、札幌で
参加の僥倖に恵まれたのが
「刀禅」というボディワークでした。
これは本物中の本物だなと……
私などが言うのは
まったくもっておこがましいのですが、
ほんとうにそう思いました。
極真空手の世界チャンピオンの方もサポートとして
同行していらっしゃるなど、
なにやらメンバーもすごかった。
「刀禅」とは
武術の達人・小用茂夫先生が創始したボディワークです。
とあるイベントでの説明より抜粋します。
http://somaticfest.jp/archives/speaker/%E5%B0%8F%E7%94%A8%E8%8C%82%E5%A4%AB
「伝統武術に共通する身体原理を基に、
武術だけではなく日常的生活や運動の基盤となる根源的な力を養う身体運用メソッド。
立つ・歩くという基本動作を精密な基準のもと丁寧に行うとともに、
二人で組んで行う相対稽古により、
検証性を常に持つことで独りよがりではない、
統合密度の高い身体を目指す。」
ああ～～～、言葉の説明には限界がある
！
こういうのは体感あるのみなんですよ。
腰の使い方、
足の使い方、重心感、
肚から下に内圧感じられる型など。
反復して、
からだに新しい知をふきこんだ感じです。
とても勉強になりました。
これは生かせます。生かします。
小用先生、あんなにもすごいのに、
（「月刊 秘伝」にもよく紹介されいる！！）
まったくえらぶらない、楽しい方。
真の達人です。
感動しました。
そして
ワークは地味なのに鮮烈で！
今日はちょっとしたスキマ時間に
海までひとっ走り（車で）しましたが、
砂浜でもひとり、あのとき教わった歩き方をやってみました。
真髄はちっともわかっていないと思いますが、
このように体を使うだけで、
自分っていうものの感覚が変わります。
ほんとうにすごい。
上虚下実へまた一歩！！