和へ406-3 マレーシアで続く日本の『侵略』
オルタ 2013年11月号
マレーシアで続く日本の『侵略』
環境と健康を蝕むジャパン・マネー
リー・タン(Lee Tan)
レアアースによる被害
危険な工場と日本の関与
ライナス社りレアアースの加工工場
加工工程で高温・高濃度の酸を使用されるため有毒ガスや煙の発生、水質汚染などが懸念されている。
ラスナス社は放射性廃棄物を安全に処理する方法をいまだに提出できていない。
2011年ム3月30日独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、この工場に対して、商社の双日社と共同で大規模な融資を実行かると発表
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マレーシアでは工場に反対する運動が巻き起こっている。
http://iruniv.net/marketnews/2012_11/ma2012_1124_13.html
豪のレアアース鉱石 ライナスの工場稼働に向けマレーシアのクアンタン港に到着
豪資源大手ライナスは、パハン州クアンタンのグベン地区にあるレアアース(希土類)加工工場の操業開始に向け、既にレアアース鉱石のコンテナ100個がクアンタン港に到着済みだと明らかにした。うち大半は工場に搬入されているという。国営ベルナマ通信が22日に伝えた。
同工場を巡っては地元住民を中心に反対が根強い。反対団体の「セーブ・マレーシア、ストップ・ライナス」はクアラルンプール高等裁判所に、政府による運営免許停止を訴えている。
ここがマズイ!
ベトナムへの原発輸出
ニントゥアン第二原子力発電所
福島原発事故の収束の目処も立たず、汚染水は漏れ続け、避難者16
万人の先行きも見えない・・・・・・。
これほどさまざまな問題を抱えているにもかかわらず、安倍政権は原発をまだ維持しようとし、それどころか「成長戦略」の一環として、原発の海外輸出についても積極的。
一党独裁で市民が国家事業に反対することが難しいベトナムの原発輸出については、専門家や関連団体から大きな批判があがっている。
●ニントゥアン第二原子力発電所
ニントゥアン省は、貧しく、観光開発もうまくいっていない地域。
その上少数民族が多く、人口の12%(約7万人)を先住民族のチャム族が占める。
原発が建設されたら、彼ら/彼女らが被ばく労働に駆り出され、伝統的生活や文化が破壊されるだろう。
こうした地域に原発を押し付け、都市(ホーチミン)
に電気を送るという図式は、東京―福島のそれに酷似しており、差別構造もあきらか。