和へ406-2 ガザの人々から見える日本。 | 宮崎光子のブログ

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和へ406-2 ガザの人々から見える日本。

オルタ20146月号

ガザの人々から見える日本

志葉玲 フリーランス・ジャーナリストの文より

2008年末から20091月と20134月にガザに入った。

その経験から武器輸出三原則の問題を考える。

F35という米戦闘機を、武器輸出三原則の例外とする閣議決定をした。

F35はイスラエルも共同開発している。

つまり間接的にメイドイン・ジャパンのF35の部品がパレスチナ人を殺すことになってしまうのではないか?

「日本人はいい人だと思います。どうかアメリカやイスラエルに武器を売らないでください。その武器が私たちを殺します。」

ガザに住むザイナム・サモーニーははっきりそう言った。

彼女は有名なサモーニー一家の一人。

20091月、集団農場を経営していたサモーニー一家がイスラエル軍に包囲され、完全に無抵抗な状態にあつたにも関わらず、一方的に虐殺された。

幼いザイナムは奇跡的に助かったが、彼女の父親は頭の上が吹き飛び、母親は内臓を飛び出させて死んでしまった。

その後精神的トラウマを乗り越え、周りの人の助けもあり今は、なんとか平穏に暮らしている。その彼女が

「その武器が私たちを殺します。」と言いました。

2008年から2009年の攻撃は本当にひどかった。

イスラエルは国際人道法がないかのごとく街を破壊する。

国際人道法違反だけでなく、医療活動に対する攻撃を禁止したジュネーブ諸条約にも反する。戦争だから何をやってもいいと言うわけではない。イランやシリアが同じことをやったら国際社会は強く非難するけど、イスラエルはうやむやになる。

爆撃で左足を失った少女が強い視線でこちらを見つめる写真が掲載されています。

あるジャーナリストの言葉

「日本は世界に武器が蔓延していくのを止めていく役割ではないか」。

広島、長崎という本当に悲惨な経験があるなかで、戦争の恐ろしさ、兵器が世界の中に広がって行って犠牲が生まれることを止めるのが日本の立場ではないのか」

(でも日本は世界一の密度で原子力発電所が建っている地震国です。)

ガザの人たち、イスラエルの反戦運動家、ヨルダン川西岸の抵抗活動に参加する若者。その人たちに日本は申し訳ない。

国際的にはイスラエルを問題視する向きが大勢を占めている。

その中で日本は無神経なことをやっていて、はたして平和国家といえるのか?

日本の役割、立場を考え直した方が良い時期に来ている。


さんこう

https://www.facebook.com/nowarseto/posts/372186416239328

↑こんなサイトもありました。