不器用で才能のない自分が陸上競技に熱中する、たったひとつの理由 | 【走高跳】身長168.5cmの「空跳ぶSE」小池輝のブログ【陸上競技】

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小池輝(こいけあきら)です。

ーーチビでも高く跳べるーー
俺は、その夢を守っていきたい。
あなたに、諦めてほしくないから。

走高跳の技術に関する情報を中心に、
役立つ情報を発信していきます。

ガティブな自分が嫌い。

「自分の存在なんて
 ゴミみたい」


そう思っていた小学生の僕。
僕は自分が嫌いでした。


そんな自分を
変えることができて

自分を好きになれたのは

あるキッカケが
あったからです…


んにちは、小池です。

今回は、
自分の過去を交えながら

4日後に始まる
日本インカレに向けて
思っていること

を書きます。


小学生の僕は

「自分なんて価値のない人間」

と思っていました。


そう思っていたから
人に話しかけたいと思っても

「自分は話をする価値なんてない
 他の人と話をした方がいいだろう」

そう考えて話かけられませんでした。

小学生の自分は
本当にネガティブでしたし
自信のないガキでした。


そんな自分を変えてくれたのは
陸上競技との出会いでした。


素晴らしい先生の指導
のおかげで、

中学・高校時代に

全日中やインターハイ
世界ユース選手権に行って

結果を残すことができました。


でも、大学に入って

記録が伸び悩んで
実績も残せなくなりました。



遅くまでグランドで走り
ウエイト場に残って
練習をたくさん積んでも

月陸や陸マガを読み込んで
跳躍の理論や練習法を
頭に詰め込んでも


メンタルとは何か
マインドとは何か
学ぶために

交通費と参加費と
手間と時間をかけて

1年間で各種セミナーを
100回以上受けても

自己ベストを
更新することは
出来ませんでした。


練習をちゃんと積んで
技術や理論も頭に入って

メンタルやマインドの勉強も
ちゃんとやったのに

記録が伸びるばかりか
落ちていって

周りにキツくあたってしまったり
引きこもってしまったり

本当に辛かったです。


それでも陸上競技を
ここまで続けてきたのは

「このまま終わりたくない」
という自分の気持ちと

「期待を裏切り続けてきた
 家族や先生や仲間に対し
 なんとか恩返しをしたい」


という気持ちがあったからです。


くすぶっていた
自分を変えることが
できた一番のキッカケは

Twitterで陸上相談を
受けるようになったこと
です。


私は自身のアカウント以外にも

陸上競技の情報発信用の
アカウントを持っていて、

それを含めると
合計12000人以上のフォロワーへ

陸上競技の情報を
発信していることになります。



また、発信するだけでなく
質問も受け付けています。

最初は質問に対し
解決策だけを提示していました。


でも、問題が起きました。

彼らは自分の言葉を
理解しきれておらず、

悩みの解決に至らなったのです。


「彼らが結果を残すためには
 根本からの理解が必要」
と感じました。

受け答えを
いろいろと試す中で

ひとつのコンセプトに
辿りつきました。


・ 課題を見つけてやり
・ 目標を設定させて
・ 工夫させること


です。

課題・目標・工夫
を徹底するようにしてから

「自己ベストが出ました!
 ありがとうございます!」


という声をいくつも
聞けるようになり

これが根本からの理解に
繋がると確信しました。


これを彼らだけでなく
自分にも当てはめてみました。

すると、

自分は課題が
あいまいなままで

ためになりそうな練習を
ただこなしていただけ


だったことに気付きました。


だから、
自分の課題を洗い出すために

先生に
自分の跳躍動画を見せ
質問に質問を重ねました。


あまりにも質問しすぎて
しまったため

「お前としゃべってると疲れる!」

と怒られることも
しばしばでしたが

自分の考えで
間違ってる部分を
どんどん指摘してくれました。


その結果

「踏み切りで力みすぎ」

「考えすぎて
跳躍に思い切りがない」


というところに辿り着きました。


あとはそこを改善するために

今まで学んできた理論や
練習法の中から

役に立ちそうな部分を
練習に取り入れてみました。


残念ながら

関東インカレや
日本インカレには

間に合いませんでした。


でも、
先月の23日の東海選手権で

自己ベストの
2m13を跳ぶことが
できました。



高校2年の11月に出した
2m11の自己ベストを

4年9か月ぶりに、

正確に言うなら
1743日ぶり

ベストを出すことが
出来ました。


先生からも
よく言われますが、

僕は不器用な男です。


身長もそこまで高くないし

最初から力が
あったわけじゃありません。


「1聞いて10を知る」
という人がいたなら自分は

「10聞いて1知る」くらい
不器用な人間です。


つまり記録を伸ばすために
人の100倍手がかかるんです。


そんな自分でも
自己ベストを出すことが
できたのは

調べに調べ
考えに考えた上で
練習を積んだから
です。


10倍
陸上競技のことを
知ろうと調べ

10倍
陸上競技のことを
考え続け

その上で、
人より多く
練習を積んだから

自己ベストを更新できたと
思っています。


自分がここまで
陸上競技に熱中してきた理由。

それは
こんな自分を支えてくれた
人々がいたことです。



「自分を支えてくれた人たちに
 恩返しをしたい」


という気持ちに
尽きます。


家族は
自分の生活を支えるために
仕送りを欠かさずしてくれたし

先生は
100倍手のかかる自分を
ずっと教え続けてくれたし



そして、こんな自分を
受け入れてくれたのは

陸上競技で出会った
かけがえのない、
全ての仲間たち

です。


みんながいたからこそ
自己ベストを出せた、

僕はそう確信しています。


僕は、順天堂大学陸上競技部の
みんなとインカレを戦い抜き
そして勝ちたいと思っています。


選手は、僕みたいに
出られなかった人の思いを

力に変えて
頑張ってほしいし


応援する人は
最後まで気持ちを切らさず

あきらめずに
声援を送り続けてほしいです。


陸上競技部のみんなが

ここまで
どんな姿勢で
陸上競技に取り組んで

どんな練習を
積んできたのか

どんな経験をしてきて
どんな学びがあったのか。


選手だけでなく
チームメイトのそんな部分に
思いを馳せてみてはどうでしょうか。



僕を含め4年生は
大学生として最後のインカレです。

後にも先にも、
この一回だけです。

やっぱり
気持ちよく終わりたい

です。


閉会式の後、

監督や先生、
村中や清水達を

うれし涙を流しながら
胴上げしたいものです。


順天堂大学の
陸上競技部全員で

やれることをやりつくして

「至誠通天」を
達成しようじゃありませんか!!


日本インカレ、
3日間戦い抜きましょう!!