7ステップ完結・冬季練習の立て方マニュアル | 【走高跳】身長168.5cmの「空跳ぶSE」小池輝のブログ【陸上競技】

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小池輝(こいけあきら)です。

ーーチビでも高く跳べるーー
俺は、その夢を守っていきたい。
あなたに、諦めてほしくないから。

走高跳の技術に関する情報を中心に、
役立つ情報を発信していきます。

んにちは、小池です。


今回は

冬季練習の立て方

について書きます。


11月に入り、

跳躍種目では
陸上競技のシーズンを終え

冬季に移行する人が
多くなってきました。


その影響か、Twitterで

「冬季練習はどうすればいいか、
 教えてほしい」


という質問が
多くなっています。


そのため、今回は

7ステップで完結する
冬季練習の立て方


について
詳しく書きます。


あなたはどの大会を絶好調で臨みたい?

そもそも、冬季練習は
どんな目的で、
何をすべきなのでしょうか。


とっかかりは

「いつの大会で結果を出したいか」
を決めること
です。

これが「軸」「基準」となります。

基準を決めなければ、
いきあたりばったりの練習ばかり
してしまいます。


「安定して力を発揮したい」
「どの大会でも結果を残したい」

という気持ちも分からなくないですが、
一番に結果を出したい大会あってこそ
「安定感」がカギになるのです。


また、日本において
冬季に陸上競技の試合は
ほとんどありません。

跳躍種目において
大舞台は夏に集中しています。

たとえ競技力が低い人でも
夏に入る頃に
"本番"を迎えるはずです。


つまり、
冬季練習では

夏にピークを持ってくるための
大事な準備期間


という目的を持つべきです。


成長したければ、
スタートとゴールをハッキリさせよう

結果を出したい大会を決めたとして
どのような練習をすればいいか。

それは、


あなたの目標記録と
現在の記録差


もしくは、

あなたの目標とする選手の跳躍と
あなたの跳躍との違い


から考えます。


練習とは、
スタートとゴールを結ぶ道である


と考えると
分かりやすいと思います。

目標達成という
ゴールへ行くために

どのような道のりを行き
何で向かうかを考える
のです。


例えば、東京から大阪へ向かうとして

太平洋沿いのルートを行くのか
日本海沿いのルートを行くのか
はたまた山道を行くのか…

新幹線に乗るのか
飛行機に乗るのか
自動車に乗るのか…

と、考えれば無限に
ルートと手段があります。


練習内容も、これと同じように
考えることができます。


走高跳自己ベスト1m90の選手が
2m10を跳んでインターハイで入賞する
という目標を立てたとすると、

以下のような思考を経て
練習内容が決まります。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


2m10を跳ぶ選手の跳躍を
とりあえず20人見てみた。

それと比べると、
自分は技術も力も及んでいないことが
鮮明に分かった。


技術では、
内傾のスムーズな走り方や
踏み切りラスト3歩での素早いさばき、

力では、
助走のスピードそのものや
踏み切り後の身体の上昇スピード。

俺って、いわゆる「基礎体力」
が足らないのかな?
そう思った。

だから俺は冬季、
「基礎体力の向上」を軸に
練習することにした。



立つ・座る・歩く時に
背筋を伸ばして
姿勢を整えたりして

いわゆる「ふつう」の姿勢を
整えなきゃ基礎体力は向上しなさそう。


その上で、筋力はもちろん
敏捷性や平衡性・協働性・
持久性に柔軟性も高めないと。

球技をやったり、
縄跳び跳んでみたり、
長い距離を走ってみたり。


あと、柔軟性を高めるのと
ケガ防止のために

練習後のストレッチは
絶対やらなきゃ。

そんでもって、
練習前の体幹トレーニングも
欠かさずやろう。

もちろん、いつもやってる
プライオメトリックトレーニングは
継続するか。


だから、この冬季の練習内容は

●体幹トレーニング
・球技
・縄跳び
・プライオメトリックトレーニング
・ウエイトトレーニング
●ストレッチ

を中心にやるとするか。

●をつけた種目は
毎日やるか。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

のようになります。

一連の流れを
7ステップにまとめると


① 目標とする人と自分を比べる

② 足りない部分を分析する

③ 足りない部分を埋めるために
   どんな要素が必要か挙げる

④ 要素ごとに必要な練習を
   挙げられるだけ挙げてみる

⑤ 挙げた練習の中から、
   いくつもの要素が含まれた練習を
   抽出する

⑥ その中でも「これだけは毎日やる」
   という練習を1,2個選ぶ

⑦ 実行!



という風になります。


私の方法はあくまで参考であり、
これが絶対に正しいという保証は
ありません。

ですが、参考にはなるかと思います。

あなたの競技力向上を
願っています。