おはようございます。小池です。
この記事では、
ケガで焦っている人へ送る
たった1つの重大なメッセージ
を送ります。
「ケガで本来の楽しい練習ができず、
先が見えなくて、不安で押しつぶされそう…」
「『この怪我は、一生完治しない』と言われ、
それが自分で受け入れられず悩んでいる…」
「ケガで練習できず、
みんなから取り残された気がして焦る…」
ケガをしてしまい、
みんなと練習ができない状況になると
こう思われるかと思います。
私自身
ケガで長い期間練習できず
悩み苦しんだ時期がありました。
私は2013年の11月、
身体にメスを入れる手術を受けました。
「動いていいよ」と
医者から練習再開の許可が出て
練習を再開できたのは
年が明けた2014年1月。
つまり、2か月間
何も練習ができなかったということです。
グランドで、顔をゆがめながら
走り込みに精を出すみんな。
キツい走りのメニューを終え、
うつぶせに倒れたり
膝に手を付き肩で息をするみんな。
それを見て
「俺は、取り残されている。」
「何もできない自分が憎い。」
そう思いました。
何もできない自分に、
イライラモヤモヤするあまり
夜も眠れず
「何やってんだろう、オレ」
と考えふけって
気が付くと
外が明るくなっていたこともありました。
そんな日々を過ごしていたある日、
トレーニング室でストレッチをしていたら
ある先輩が心配して
声をかけてくれました。
この時のアドバイスが
今の私を作っているといっても
過言ではありません。
「小池、ケガで何もできなくて
もどかしいんだろ?」
「俺だってケガで
1か月くらいできなかった時がある。」
「その気持ちはよく分かる。」
「だけど、いつもうるさくて明るい小池が
黙っててそんな顔してるのは、寂しいぜ。」
「小池は、完璧主義な考えを持ちがち。」
「だから、何もできない自分を
つい責めちゃうんじゃない?」
「でもさ、自分を責めてばかりじゃ
何も変われないよ。」
「自分を許せなきゃ、
お前の成長はないと思う。」
「だから、自分を許してみれば?」
そうして、
"自分を許す"ことにしたのです。
すると、
「今やるべきこと」というのが
ハッキリと見えてきたのです。
そして、焦りが
すっ、と消えていくのを感じました。
「やれる範囲でいいから練習して、
あとは治療に専念しよう」
そう思えるようになりました。
1月、2月と
時が過ぎるにつれ、
復活して跳べるようになった自分を
どんどん想像できるようになりました。
手術の傷が治ってきて
痛みも徐々に引き
細く弱くなってしまった足が
太く強くなっていくにつれて
やれる練習が増えましたし、
その量も多くできるようになりました。
そして迎えた2014年シーズン。
4月の四大学対校戦で
1年半ぶりに2m05を跳べました。
それを皮切りに、
いくつか実績を残すことができました。
6月に、3年半ぶりの
自己タイ記録をマーク、
7月の県選手権では、
優勝することができました。
また、過去2年間で出られなかった
関東・全日本の両インカレに
出場することができました。
実績面で良い結果を出せたのは
もちろん良いことなのですが、
一番の変化というのは
みんなと練習する喜びを
より強く感じることができるようになった
ということです。
ケガすると、みんなと同じ練習はできません。
大概、ひとりで補強に励みます。
でも、ひとりで補強するのは
孤独でさみしいものです。
また、練習に対するやる気が
出なくなります。
ひとりで補強に取り組み
うまく練習できなかった経験から
「みんなと一緒にやるから
キツい練習も乗り越えられる」
「みんなと一緒にやるから
新たな発見が常にあって楽しい」
そう思えるようになったんです。
確かに、ケガしたら辛いです。
みんなが辛く厳しい練習をしてるのに、
自分はその練習ができない。
紙で指先をピッと切ってしまった時くらい、
じわじわと自分を痛めつけてきます。
みんなの背中がどんどん遠ざかっていくのと、
ライバルがどんどん近づいてくるのを
同時に感じて
焦っちゃいけないのに焦ってしまいます。
でも、ケガで本来の練習が積めない時
やるべきことはあらかた決まっています。
3つにまとめられます。
① 焦ってしまう自分を許してあげること
② 今やれる練習を探すこと
③ 見つけた練習に集中して取り組むこと
です。
これをこなすコツとしては、
あなたが復活したその後を
頭でイメージすることです。
親や先生を浮かべると良いでしょう。
競技場のスタンドで
あなただけを見つめる
父さん・母さんが
あなたが復活して、
元気になって輝いてる姿を見て
感動して涙をながしながら
喜んでいます。
あなたは試合終了後、
スタンドにいる両親の元へ行き
声をかけます。
すると母が
三日月目をして、口角を挙げて
ニッコリ笑いながら
「頑張ったね」って
あなたに優しく声をかけてくれる。
そんな場面を浮かべながら、
練習に励むことがコツです。
今、ケガで苦しみ
悩んで焦っている人は、
つい焦ってしまう、
そんな自分を許してあげましょう。
それだけでもやってほしいです。