出産が近づくと、
心配でケージの脇にあるソファーで待機しています。
ワンコのお産婆歴も30年以上経ちました。
「ママリンはベテランさんだものね。」
そんな風によく言われますが、
実は回数が増える程、無事に生まれるのか不安が増しています。
むしろ、繁殖を始めた頃は何もわからず？
ただただ、生まれた仔犬が可愛くて、
掃除洗濯も忘れ、朝から何時間も仔犬を見ていた。
オッパイ飲んで寝てばかりいて、
顔だって目も開いてなければ鼻や肉球もピンク。
でも、可愛く見えてしまうのは謎
冷静な目で見れば、可愛く見えるなんて変だよね
でも・・・・・可愛い
きちんと頭位で生まれる子ばかりではなく、
逆子の時も多い。
けれど、逆子はお尻から生まれるので、
大きな部分から出てくるから割とすんなり生まれる。
逆子でも片足だけ先に出てきたり。
正常に頭から生まれてきても口元に手が当てられて、
オホホみたいな状態で前足が引っかかっちゃったり。
お産に時間がかかって全身チアノーゼでグッタリしていたり。
そんな経験をすると、
無事に出産が済むまで見届けずに犬任せができない。
今回は、出産予定日から4日遅れの出産でした。
予定日の数日前からソファーで寝て夜中も待機していたけれど、
暗くなってからや夜中のお産は不安です。
もしもの時に獣医さんに連絡が取れる日中が理想。
そうは言っても、お産はママリンの希望にはならない。
8月8日21時半頃から、
アズキちゃんが時折、息を止めている。
ん？？？少しイキミ出したのかな？
この時間からなら、今日中に出産できるかも
（そうはいかない 
）
8月8日 22時47分 ♀ 186ｇ
8月9日 00時38分 ♀ 220ｇ
8月9日 01時03分 ♂ 240ｇ
8月9日 01時33分 ♂ 201ｇ
1番目の子の時に、仔犬が生まれて続いて胎盤が出てくるはずなのに、
仔犬のヘソの緒がブツン！と切れて胎盤が出てこなかった
。
少し時間を置き、胎盤も無事に排出。
2番目の仔犬が生まれて来るのを待っていたけれど、
睡魔に襲われたパパリン
はベッドに行ってしまう。
ママリンと長女で次の仔犬が生まれるのを見守る。
2番目の仔犬は生まれるまで2時間もかかったけれど、
元気で胎盤も同時に排出。
3番目の仔犬はお尻から逆子で「初めまして」。
ところが、この子も胎盤がブッツン切れちゃった
4番目の仔犬は、逆子で後ろ足の片方から先に生まれてきた。
でも、意外にスンナリ生まれた。
なんとこの子も胎盤がブッツン切れてしまったけれど、
母犬の陰部に胎盤の端っこ？筋みたいなのが見えたので、
ママリンはその端っこをしっかり摘まんで離さなかった。
少しして胎盤が排出された。
そこへ、ベッドで横になったものの、
心配になってパパリンが様子を見に来た。
やっぱり寝られないよね
４頭中の胎盤、3個回収。
残り1個の胎盤が確認できない。
食べちゃったのかなぁ・・・・・・
胎盤は栄養価が高いので、食べる事には利点があるけれど、
とても消化が悪く母犬は下痢をする。
だから極力、胎盤は食べさせたくない。
食べたがる母犬
と、取り上げたいママリンで戦う。
確認できなかった胎盤・・・・・・
母体に残されたままだと母犬に悪影響がある。
暫くしても胎盤が出てこないので、食べちゃったのかも？？？
お産が済んだので、
クーハンの中に敷いた汚れて濡れたタオルを取り替えた。
アズキちゃん、お疲れさまでした。
翌朝、トイレをさせている間に、
またタオルが汚れているので取り替えた。
その後、パパリンが写真を撮っていると「ナンダコリャ？」
確認できなかった真っ黒の胎盤
が、
アズキちゃんの下敷きになって潰されていた。
トイレに行った時に押し出されたのかな？
これで、胎盤も4個回収できた。
↑画像の右側にある真っ黒クロスケみたいなシミは、回収した胎盤の色です。