2024年1月25日
あやはるの舞台を見終わった後
高田馬場ラビネストで
中崎花音ちゃん出演の舞台
「浪人たちのいるところ」
も観劇してきました
禁断の超絶青春 エンターテインメント
青春禁止の浪人生たちのクラスへ
突如転校してきた美少女
「やばい…青春しそう」
っていうCMを見て行ったので
当たり前のように
”きゃっきゃうふふ
”
みたいな物語を想像して行ったんですが
………
見事に裏切られました
青春…うん…確かにこれもまた
青春よな…
っていう
高田馬場ラビネスト
初めて行ったけど
今までの経験で一番席とステージが
近かった
だから花音ちゃんの細かい表情とか
身体の震える感じなんかも
しっかりと見えました
花音ちゃん演じる一美ちゃんは
とにかく見ていて不安になるような
感じの子
合宿の誘いも押しに負けて
「じゃあ行こっかな」
ってなっちゃうし常に不安げな表情
笑顔も頑張って作ってるって感じなんだけど、
ケーキのシーンでの
何かのタガが外れてしまったような
狂気を感じる笑顔と
ラストシーンでの
「見間違いだったみたい」
ってところの
何かちょっと吹っ切れたような
笑顔の演じ分けがすごかった！
この舞台にすごく引き込まれたのは
思いがけない展開だったこともあるけど
役の性格と俳優さん自身が醸し出す
雰囲気がぴったりだったのが大きかったです！
もちろんそこは俳優さんの
演技力が大きいんだろうけど
唯乃雅さん演じる山崎冬彦の
とことん優しいんだけど
どこか自信なさげで相手をダメにしちゃう
優しさを発揮しちゃう感じとか
てぃーなかさん演じる公文ミツオの
全力チャラ男！！
な感じとか笑
(遥が眩しすぎてグラサンとマスク
着用してへっぴり腰な姿最高でした
)
あとあの情緒不安定な
遠隔授業の講師陣は一体なんだったのか笑
全員が全員完全にその役のその人で
後半はあまりにも鬼気迫る演技だったから
ケーキのシーンで会場が真っ暗になった時は
「私もここで殺されるかも…」
と思うくらいに本気の恐怖を感じました
冬彦のあの場面での
「僕が行く！」は
流石に皆の心に闇を残しすぎるだろ～
自分がやった事へ向き合って
償う時間さえ奪っちゃうのは
「守る」とは言えないよ
って思いましたが、
一美はラストはしっかり
それに流されないで
自分の弱さに向き合えたのかな
人と比べて自分が劣っているように
感じてしまうのも痛いくらい分かるし
家庭と学校が
自分の世界の大半を締める時期は特に
この舞台の展開のように極端思考になって
勢いで取り返しのつかない行動に
出てしまうっていうのは
非現実的な話ではないので
最後の小田原先生の
「自分の弱さと向き合える人に
なってください」
はどすんときました。
向き合いすぎて沈んだり
おかしくなったりせずに
でもちゃんと向き合うって
大人になってもなかなかに大変だよね
でも自分ひとりで向き合っても
やっぱり行き詰まるから
なんかそういう心が
少しでもやわらぐ何かとか
良い方向へ導いてくれる出会いが
たくさんあると良いよね。
カーテンコールではそんななんとも言えない
心持ちをやわらげる
河合さんによる今の気持ち５７５と
ギャルな小田原ちゃんも
ありがとうございました
重い内容ではあったけど所々に
笑えるシーンもあり
役者さん達のパワーに圧倒されて
観劇後の気持ちは観れて良かった！
っていうのが１００％でした！