遅くなりましたが、今回からカナダへの旅について綴ろうと
思います。自分が感じたいろいろな「愛」の形について・・・。
カナダのミシサガというところに、高校時代の友人が住んでいます。
子供が2人の4人家族です。
2年前にも彼女の家に10日間ほど滞在させて頂いたのですが、
その時もとても貴重な時間を過ごさせて頂きました。
2歳の次男の誕生日パーティや、4歳の長女の入学式(感動)
セレブな家でのバーベキュー、ダウンタウンへの一人旅、
飛行機の格納庫とコックピットに入れてもらったり、
ソウルメイトとの初対面。その他いろいろとありました(笑)・・・。
充実した10日間でした。
彼女は一年に一度か二度日本へ帰国するのですが、今年は
帰国できない状況でした。
そういうこともあって、私は日本から彼女に頼まれた荷物を
託されたのでした。(プチミッション)
彼女の荷物は7㎏ちょっと。
私のトランクは8.5㎏(一番大きなサイズです)
今回はエアカナダで行ったので、制限は23㎏でした。
荷造りはかなり悩みました。
人の家の滞在は基本借りるものはベットとタオルだけ。
これは以前ホームステイをした経験からも言えることです。
女性は荷物が多くなりがちです。化粧品や身の回りのものは
最低限に抑えようと思いつつ・・・。
お土産や、その他いろいろと。荷物持って体重計と格闘!!
そんな感じの準備でした。
結局スーツケース(制限23㎏×2つまで)と手荷物二つ(10㎏
×2つまで)ということで・・・。
スーツケース1つと手荷物二つにまとめることに。
空港で一応念のため事前チェックをさせて頂きました。
そして・・・なんと・・・
スーツケースがジャスト23.0㎏!
手荷物もジャスト10.0㎏!
これはスタッフの人もびっくりされていました。
「これ壊れていないですよ~試しに私乗ってみましょうか~?」
とおっしゃるほど。
これはいい感じの旅の始まりだわ~と思いました。
一人旅の時は基本、通路側の座席を予約するようにしています。
トイレなどであまり気を使いたくないからです。
今回はエアカナダで3席×3席の並びでした
さあ・・・長旅のお隣の方はどんな方かしら?と思っていたら、
50代くらいのご夫婦が席に着かれました。
そして、奥様と旦那様がご丁寧な挨拶をして下さったのです。
「これから長旅になりますけど、よろしくお願い致します」
と、とても気品がありにこにこと素敵な笑顔で深々とお辞儀を
されたのです。
お二人ともとても明るくて、いろいろなお話しをして下さりました。
ご主人のお仕事で一か月程トロントへ滞在すること、
旅行の準備が大変だったこと、病気のこと、
今までの旅行のこと・・・等々。
お二人の会話を聞いていていても、お互いに敬愛の気持ちが
あり、それは本当に素敵なカップルでした。
何だか初めて会ったような気がしない・・・またご一緒したいな
・・・そう思えるご夫婦でした。
今回は直行便で行った為、フライト時間は13時間。
エアカナダの機内映画が英語とフランス語しかなく、苦戦しまし
たが(笑)あっという間の時間に思えました。
実は空港へ行く途中の電車でも、ちょっとしたことがありました。
ちょうど母が空港の近くに用事があったのもあって、一緒に
空港まで荷物を運んでもらったのです。
ボックスの席に座ると、小学低学年の男の子とそのお母さんが
座っていました。私達が座ると、その男の子は手に貼った可愛らしい
バンドエイドを見せてきました。
その男の子は障害を持っているようで、上手く言葉を言えないの
ですが、その子の表情や行動などでよくわかりました。
その子のお母さんは「すみません。うるさくして~」
とずっと謝ってきたのですが、私と母はその子の愛嬌ある笑顔に
癒されていました。
そして、降りる時に「バイバイ」というと、突然私の手に力強い
ハイタッチをしてくれました。「バチン」と。
それは力強くて愛のこもったものであると瞬間的に感じ、目頭が
少し熱くなる思いでした。感じた言葉は
「ありがとう」
「頑張って」
そんなエネルギーを頂いたようなそんな車内の出来事でした。
そして空港に着いた時も一緒にエレベーターに乗った50代くらい
の男性が突然話しかけてきて、「出発ならこの階だよ~」と。
「私は出迎えだから違う階なのだけどね~!いってらっしゃい!」
となぜか温かい言葉をかけられました。
人々の愛に見送られて、そして機内での素敵な旅。
わくわくしすぎたせいか・・・
後ろの席の若い日本人女性が足を
投げ出して足を組み替える度にキック)(泣)
されていたせいかわかりませんが)(笑)
ほとんど一睡もできずにカナダに到着したのでした~。
キックをしていた彼女に機内のマナーを教えるべきか悩みま
したが、その役割を辞退して、我慢という選択をした私は
これで良かったのか?と後悔しつつも、友人達にエピソードの
一つとして話すこととなりやはり「なぜ文句言わなかったのか?」
と言われました(笑)。
言い訳としては「その場の雰囲気を壊したくなかった」
という日本人的答えをしたのですが・・・(汗)。
自分の為、彼女の為にもやはり伝えるべきだったのかな?と
思った私でした 。
長いので次回へ続きます!!