梅雨入りしたようですね~。
「雨」は時に快適であったり、恵みの雨であったり・・・
時に心を重くすることもありますよね。
服装や行動、時間までも予定変更になることも・・・。
昨日、バスに乗った時のことです。
駅に着き降りようとして、傘を差そうとした時でした。
ステップを降りた横に、傘を高く持って立っている青年がいた
のです。
私は自分の傘を差す前に彼の傘に入ったことになるのですが、
(私の後ろの人を待っていたのかな?)と思い
(間違えて入っちゃったかな?)と思って、一歩前に
進んだのですが、どうやら違うのです。
それは彼の行動を最後まで見てわかりました。
青年はバスを降りる人全員に傘を差していたのです。
青年は体半分を濡らしながら、傘を高く持ち、
降りる人一人一人濡れないようにしていたのです。
最後の乗客が降りると、青年はそのまま自分の身に
傘を差し、雑踏へ消えて行ったのでした。
それがわかった時に「はっ」としました。
私もそうでしたが、大半の人は
「この人何をやっているんだろう??」という眼差しで
見ていたと思います。
でも彼は純粋に、皆が濡れないように傘を差していたのだと
思います。
「雨」が降る中、心に光が射しこんだ気がした・・・
そんな素敵な雨の日でした。