前回の記事の続きです。
倭姫命に呼ばれ、自動書記を降ろした私たちでしたが、降りた自動書記を神審者することで、倭姫命からのメッセージが明らかになったのです。
それは、現在起きていることを含め、震気の乱れを整える方法についての具体的なレクチャーだったのです。
そもそも、現在何が起きているのでしょうか。
今日は7月7日で七夕ですね。
七夕といえば、願いを書いた短冊を笹に飾る行事であり、織姫と彦星の七夕伝説が有名ですよね。
織姫と彦星の伝説とは、こんなストーリーです。
神様の娘であった織姫と、勤勉な牛飼いであった彦星が結婚し、仲睦まじい夫婦となったものの、毎日怠惰に遊んで暮らすようになってしまったため、その様子をみて怒った神様が、天の川を境に、織姫を西に、彦星を東に、二人を引き離してしまいます。
悲嘆に暮れた二人は、以前よりも更に働かなくなってしまい、それに困った神様は、毎日真面目に働くならば、一年のうち、7月7日だけは二人が一緒に過ごすことを許してくれたそうです。
この伝説には、封印された神の秘密が隠されている、という説もあるそうで、様々な方が多様な解釈をされていますよね。
こういうお話について、本当なのでしょうか、とご質問をいただくことも増えてきました。
信じたものが現れるという法則性からすると、そういうこともあるのかもしれませんが、個人的には、神が封印されるというような話は、ストーリーとしては面白いものの、霊的視点から真摯に考えたときに、
なぜ絶対的な超越者であるはずの神が、封印されるというようなことが起こるのだろう
、と考えてしまうのです。
それは、神が封印されているというよりもむしろ、その人がその神に対して投影している、その人自身の何かが、その人の内側に抑圧され、封じ込められてしまっている、ということを表しているのかもしれません。
確かに、世界中の神話をみても、神々が争ったり、憎しみあったりする様子が語られることが多く、まるで人間の歴史や物語を読んでいるかのような気持ちになることがあります。
神様たちのストーリーであるはずなのに、どうしてなのだろう、と疑問に思ったことのある人は決して少なくないでしょう。
私もその一人です。
しかし、あれらの神話は、神々が人間と同じように、時に感情に翻弄される存在だ、と言っているわけではなく、そこに秘められたシンボルとしての意味がとても重要である、ということを示しているのです。
別の言い方をすれば、神話は、私たちがより幸せに、発展的に、調和的に生きていけるよう、重要な知恵や考え方を子孫に語り継ぐためのものなのです。
子孫に語り継ぐ物語ですから、感情の起伏があり、時に争ったり時に苦しんだりしながら、様々な出来事が起きるという、まるで小説のようなストーリーの方が記憶に残りやすく、長く語り継がれますよね。
もちろんそれが全てでは無い(例えば神々のストーリーだと思われているものも、実は我々の遥か遠い先祖たちの民族的なルーツや歴史をデフォルメしたものである場合もあります。)のですが、世界中の多くの神話があのような話になっているのには、そういう理由もあるのです。
では、そうした視点からこの七夕の伝説を考えてみると、これは一体何を意味しているのでしょうか。
これは我々の、心の働きと深く関わっています。
私たちの心には主に4つの働きがあります。
それは直感、感覚、感情、思考です。
西の織姫は、思考(言葉や知性と深く関わる。)の象徴です。
東の彦星は、感覚(大衆の意識と連動し、快・不快と深く関わる。)の象徴です。
この七夕の伝説が表現しているものは、思考と感覚の融合であり、それはつまり知性と感覚とがバランスよく調和することにより、その人が本来持っている力が発現し、自分と人とを、本当の意味で幸せにする、正しい霊感・サイキックセンスを発揮することが可能になるという、とても深い示唆なのです。
(霊感・サイキックセンスは誰にでもあります。どのチャンネルが得意で、それをどの程度研ぎ澄ましたか、という違いがあるだけなのです。)
易では、東の方角を震(しん)と呼び、西の方角を兌(だ)と呼びます。
毎年この時期には震の気が強まり、七夕で沈静化されることにより、兌の気とバランスされるのです。
これは地球のエネルギーの循環サイクルの一部であり、七夕の本質とは、この調整なのです。
しかし、 今年のこの時期の震気は、強まっているという状態を余裕で通り過ぎ、大きく乱れてしまっています。
一体その原因は何なのでしょうか。
今回の倭姫命からの啓示を審神者することによって、原因だけでなく、対処法まで明らかになったのです。
現在の震気の乱れの原因は、大衆の意識が暴走し、生きるということの意味や希望を見失いつつあることにあります。
ここ数年の間に、SNSを利用する人が急増しましたね。
SNSは遠く離れた人ともつながることが出来、情報の共有もスピーディーに行えるため、確かに便利です。
しかしその反面、多くの人がどんどんバーチャルなコミュニケーションにのめり込み、情報を共有してさえいれば、私は一人ではない、生きているんだ、という非常に希薄な意識が、現代人の間に広く浸透しつつあるのではないでしょうか。
電車に乗ると、ほとんどの人は外の景色を見たりするわけでもなく、みんな手元のスマホを一生懸命に覗き込んでいます。
それは、言い方を変えれば、流れてくる情報に反応しているだけであり、最早自分で考えることをやめてしまった、という状態に近いのです。
倭姫命が、SNSを使ってはいけません、と伝えてきたわけではありません。
私も活用していますし、その恩恵を受けています。
そうではなく、実際に人に会ったり、話を聞いたり、生のコミュニケーションも、SNSと同じかそれ以上に充実させる必要がある、ということを伝えてきているのです。
素敵な場所に出かけたり、美味しいものを食べたり、会いたい人に会って生の時間を共有したり、素敵なサービスを肌で感じてみたり。
生きている、という実感と喜びを深める必要があるのです。
バーチャルな世界で満足してしまう時間が長く続けば続くほど、生きているという感覚までもが希薄になります。
そのことを、私たちの遠い先祖たちも気にかけているようです。
こうした現状において、私たちがするべきことは一体何でしょうか。
それは、火と水の仕組みを理解し、自分の中心を貫く縦の軸を創ることです。
火は感情と深く関わっています。
水は直感と深く関わっています。
好き嫌いと霊感と言い換えるとわかりやすいかもしれません。
これらは、特に混同しやすく、間違えやすいものです。
特に、スピリチュアルな感覚が強い方ほど、間違えやすいという傾向があるのです。
ですから、掘り下げて味わって、深める必要があります。
先述の、生のコミュニケーションの重要性は、このこととも繋がっているのです。
これまでにも何度かブログで書いてきましたが、改めて「火」と「水」に繋がり直してみてください。
具体的には、日々良い感情(嬉しいな、楽しいな、幸せだなという想い)を持つことをこころがけ、良い感情になれない時には、何故良い感情になれないのか、どうすればよいのか、原因と対処法をじっくり思考しましょう。
これが火のエネルギーと親しむ入り口です。
そして、良い感情になれたら、心を鎮め、自分が信じる存在(守護霊でも天使でも神でもなんでも構いません。)に対し、祈りましょう。
自分と、自分に関わってくれる人を幸せにする!と決めて、そのサポートをお願いするのです。
これが水のエネルギーと親しむ入り口です。
これらは、いくらでも奥行きがあり、深めれば深めるほどその神髄が見えてきます。
「現在起きていることと必要なこと ~88年の流れの再来~」や「水の力」などの記事も参考にしながら、是非取り組んでみてくださいね。
そうして火と水に親しみ、縦軸が出来てくると、横軸の震(しん)と兌(だ)も自然な形でバランスされていきます。
そうなると、仕事(ビジネス)にも良い影響が出始め、お金と人に対する運にも恵まれるようになるのです。
現代社会は、多くの人が、昔からある大切なものを疎かにし、SNSやネット上での軽薄な人間関係に依存的になり、自分で考えることをせずに批評や批判ばかりし、あらゆる物事に対して、高みの見物を決め込んでしまっているという傾向が強いのではないでしょうか。
少なくとも、地霊(私たちの遠い先祖たち)からはそう見えているようです。
一時、北のミサイル問題や海外で相次ぐテロの影響により、生命の大切さを掴み直したかにみえた私たちでしたが、すぐまた慣れてしまったのです。
日々バーチャルな世界に身を置いているため、リアリティが圧倒的に欠如しているためです。
間延びした平和の中で、自分とは何か?生きるとは何か?といった根本的なテーマが分からなくなってしまったのです。
倭姫命は、そういう現状に対し、警鐘を発しています。
政治も経済も、私たち大衆の意識の投影です。
それを不満の捌け口にしても、何の解決にもなりません。
あなたから、世界を変えることが出来るし、そう心から思った瞬間に、これまでとは違うあなたになります。
あなたの中に全てを変えうるパワーがあるのです。
それが、火と水の仕組みであり、かみとなる、ということです。
これが、倭姫命からのメッセージです。
今日の七夕という特別な日に、これを皆さんとシェアできたことを、とても嬉しく思います。
かみになって、これから地球をもっともっと面白くて、素敵で、幸せで、愛が溢れる場所にしましょう。
地球も日本も、まだまだこれからです!
楽しみですね!!
読んでいただき、ありがとうございます。
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下記の記事でもシリウスを紹介しました。
是非読んでみてくださいね。
「甑島への旅 ~オリオンミッション~」
http://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-11948251087.html
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