先日弟の大学の学園祭に遊びに行ってきました。
そこで、語劇というものを観ました。
私の弟は大学でインドネシア語を勉強しています。
語劇というのは、それぞれの言語の専攻毎に、オリジナルの脚本を作り、それを学園祭で発表するというものです。
私の弟はインドネシア語科なので、劇の台詞は全てインドネシア語です。
そのままだと当然、私を含めた一般のお客さんには何を言っているのか全くわかりませんので、プロジェクターを使って、スクリーンに台詞と同時に日本語訳が表示されるようになっていました。
私の弟は台詞が少ししかない日本兵の役だったため、当日はあまり目立ってはいませんでしたが、実は翻訳の責任者という大役を任されており、クラスの女の子が考えた脚本をインドネシア語に翻訳するうえで、大活躍したそうです。
弟は、今年の夏にインドネシアに旅行に行ってきたのですが、現地の人と会話が成立するレベルでインドネシア語を話すことが出来たそうです。
色々お土産も買ってきてくれました。
まだ大学二年生なのに、本当に凄いと思います。
暇さえあればインドネシア語を勉強していますので、本当にワクワクの成せる技なのだな、と感じています。
私のように、目に見えない世界を探求することにワクワクを感じる人もいれば、その一方でインドネシア語を勉強することにワクワクを感じる人もいるのです。
本当に面白いですね。
肝心の語劇のストーリーは、インドネシアと日本の絆を描いた物語でした。
インドネシアの独立を日本人が様々な形で支援するというストーリーで、歌やダンスも盛り込まれており、とても楽しめました。
楽しめたのですが、劇を観ていてあるシーンになった時、私の身に不思議なことが起きたのです。
ストーリーにそこまで感動したわけでもないのに、何故か突然涙が出てきたのです。
それはインドネシアの独立に対し、現地に派兵されている日本兵の部隊が協力することを決める、というシーンでストーリー的には、これからみんなで独立を勝ち取るぞ!という希望に満ちたシーンだったのですが、何故か私はとても悲しい気持ちになってしまい、涙が出てきたのです。
こういう理由のわからない涙は今回が初めてではなく、以前に「クラウドアトラス
」という記事でも書いたのですが、これが二回目の経験でした。
感じた悲しみにフォーカスしてみると、なんとなく黒人の青年が悲しんでいるようなビジョンが少しだけ見えたような気がしました。
もしかしたら、私の過去生と関係あるのかもしれないと感じ、家に帰ってからガイドに尋ねてみました。
今回は、主にガイド拝見の時にお世話になっているエンジェル君に訊いてみました。
私が
「劇を観ていて、悲しくなったのは、やっぱり過去生と関係があるのかな?」
と質問すると、
エンジェル君は
「そうだよ。君は以前に一度クラウドアトラスを観た時に、今の自分ではない別の自分の囚われが解放されるのを感じたことがあったよね。一度そういう体験をすると、ふとした時に同じような解放が起きやすくなるんだ。今回も正にそうだよ。」
と答えました。
やはり私の過去生からくる影響だったようです。
そこで、どんな過去生なのか見てみることにしました。
エンジェル君にお願いすると、エンジェル君が手に持っていた杖を一振りし、私の目の前に扉を出現させました。
私はこのやり方で何度か自分の過去生にアクセスしています。
この扉は過去生に通じるゲートになっているのです。
扉を開けて中に入ると、そこは強い陽射しに照らされた道でした。
道と言っても、現代の日本のように整備された人工的な道ではなく、人や車が何度も何度も通ったことで、自然に出来た道という感じでした。
直感でここはアフリカだと感じました。
向こうから、一人の黒人の青年が走ってきます。
どうやらこの青年が私の過去生のようです。
年齢は18歳くらいで、名前はイサークというようです。
どうやらここは、アフリカのアンゴラという国のようです。
青年の後を追いかけると、小さな村に着きました。
青年は自分の家に入っていき、両親に何かを必死に訴えていました。
両親はとても悲しそうな顔をしています。
よく話を聴いてみると、どうやら独立戦争に参加するということを両親に打ち明けているようでした。
両親は猛烈に反対しています。
彼は、最終的には両親の反対を無視する形で村を出ました。
アンゴラはポルトガルの植民地だった国で、戦争の末に独立を果たしています。
場面が変わり、ポルトガル軍とゲリラ部隊が森の中で銃撃戦をしているところが見えてきました。
その様子を物陰から見ていると、彼の気持ちが伝わってきました。
戦争に参加したばかりの頃は、自分達の国を取り戻すという正義感に燃えていたのですが、何度か戦闘に参加し、相手の兵士を殺めてしまったり、自分の仲間が殺されたりするのを体験してきたことで、独立戦争に疑問を持つようになっていたようです。
戦場では人がたくさん死ぬのだということは、戦争に参加する前からわかっていたはずでしたが、実際に体験してみると、それは決して、仕方ないという言葉などでは片付けられない、悲惨なものであることがよくわかったのです。
彼は、今回の戦闘でも誰も殺したくないし殺されたくもない、そう思っていました。
その迷いが命取りになったようです。
相手の撃った弾が彼の左胸に命中してしまったのです。
彼は地面に前のめりに倒れました。
しかし、激しい銃撃戦の最中であったため、仲間も彼を助ける余裕が無いようでした。
彼の体から次第に力が抜けていき、意識が朦朧としてきたようです。
それから、今までの人生がフラッシュバックし、人を殺めてしまったことに対する後悔と、家族に会いたいという思いのなかで亡くなったようです。
肉体を去った後の彼の魂と対話してみました。
彼は
「こんなことになるのなら、戦争になんか参加しなければよかった。もっとお父さんお母さんと一緒にいたかったな。国を取り戻すための戦争って、聞こえはいいけど、実態はただの殺し合いだった。戦争は悲惨だよ。」
こう言ったのです。
彼のこの言葉を聴いた途端に、劇を観た時に感じた悲しみと全く同じ感情がよみがえってきました。
私が感じた悲しみは、彼の後悔の想いだったのです。
その後彼は、彼のガイドと思われる存在に付き添われて、上に上っていきました。
ここまで知覚したところで、エンジェル君にお礼を言って戻ってきました。
私達は過去や未来からの影響を受け情報を受け取っている、とバシャールも言っていましたが、本当にその通りなのですね。
当日は開演ギリギリに到着したにも関わらず、前のほうのとてもいい席が空いており、その席でゆったりと鑑賞することができました。
そうなるように導かれたのかもしれません。
まるの日圭さんによると、こういう囚われからくる影響というのは、影響が出た時点で解放が始まっているということなのだそうです。(この話は、「自分が変わる
」という記事で詳しく書きました。まだ読んでいない方は、読んでみてくださいね。)
そのため、何かしらの解放と思えるような出来事が起きたときには、よしよし、自分の中の囚われが解放されはじめているぞ、とポジティブに考えると良いそうです。
私もこの話を聴いてからは、そのように考えることにしています。
今回のことで、また一つ自分の中にある囚われを解放でき、少し身軽になったような気がします。
私は、戦争は悪いことだと一方的に決めつけることはしませんが、やはり暴力で何かを解決しようとすると悲しみを生んでしまうのですね。
私は過去生において、そのことを実体験として経験していたのです。
だからこそ、語劇を観ていて
「これからみんなで独立を勝ち取るぞー!」
というシーンで悲しみがこみ上げてきたのだと思います。
よく考えてみると、これから戦って平和を勝ち取るぞ!という意識は、かつて私が陰謀論を徹底的に追求していた時の意識に似ているということに気が付きました。
私は当時、自分達の平和を勝ち取るために悪い奴らを叩き潰してやる!という意識で活動していました。
今は、これでは結局何も変わらないということに気付いたため、意識を自分の内側へと向けるように心がけています。
しかし、過去生の私と現在の私に何かしらの共通点があったため、過去生からの影響が出たのです。
もしかしたら、知らず知らずのうちに、戦って平和を勝ち取る!という意識に戻っていたのかもしれません。
そのため、過去の私と現在の私とのエネルギー(情報)の伝達が滞り、そのことが影響として現れたのだ、と仮定すると筋が通ります。
そう考えると、そういう意識になっているよ、と私に気付かせる意味もあったのだと思います。
私達人類は、これまで戦争などを通してネガティブな対立はもう嫌というほど経験し尽くしてきました。
過去生なども含めれば、ほとんどの人がそうした経験を必ずしてきているはずです。
そろそろ、そのことに多くの人が気付き、そういう対立はもう必要無いのだという意識に人類全体がシフトしていく時期に入っていると思います。
完全にそこに移行するには、中山康直さんが仰っていたように、一人一人が自分の内側に意識を向け、自分の中心にいるという状態になっていくことが鍵になるのだと思います。
そうすれば、いつか国境が無くなり、対立も消え、人種の違いも全く関係なく、私達地球人一人一人が、しっかり地球にグラウンディングしつつ宇宙を股に掛ける宇宙大使になるのだと思います。
それがアセンションと言われる状態なのかもしれませんね。
みなさんは、宇宙大使になったらどの星へ行ってみたいですか?
私は非物質の状態では何度か訪れている、エササニに行ってみたいです。
そんな様子を想像すると、とってもワクワクしますね。
夜明けはもうすぐです。
読んでいただき、ありがとうございます。
ps.インドネシアは親日国としてよく知られています。
これは、独立に協力したことも大きな理由になっているようです。
インドネシアには、古くから伝わる『ジョヨボヨ王の予言』という伝承があります。
これが大変不思議な予言なのです。
インドネシアはオランダの植民地として、350年もの間、酷い圧政を受けてきました。
この予言には、そのことがオランダの支配を受けるよりも前に、はっきりと記されていたのです。
予言は以下のような内容だそうです。
「我々の国は、白い肌の者たちに支配されるだろう。彼らは、遠くの標的を攻撃することが出来る不思議な杖を持つ。白い肌の者たちの支配は長く続く。しかし、空から黄色い肌の者たちがやってきて白い肌の者たちを打ち倒すだろう。そして、黄色い肌の者たちは、白い肌の者たちに変わって、我々の国を支配する。しかしその期間は非常に短く、まるでトウモロコシの一生の長さのようであるだろう。」
この予言の白い肌の者たちとは、オランダ人のことで、黄色い肌の者たちとは日本人のことです。
ジョヨボヨ王は出口王仁三郎のような霊能力者だったのかもしれませんね。
インドネシアと日本は島が多いという点も共通していますし、何らかの霊的な結びつきもあるのかもしれません。
私の弟が、インドネシアで携帯電話をタクシーの中に置き忘れてしまい、タクシー会社の連絡先もわからず、途方に暮れていた時、現地の人達が心配して声をかけてくれたそうです。
そして、心優しいインドネシア人のカップルがタクシー会社に連絡して探してくれて、携帯電話を無事に見つけることが出来た、ということがあったそうです。
インドネシア、素敵な国ですね。
いつか訪れてみようと思います。
☆ガイド拝見もやっています。
こちらも是非、体験してみてくださいね。
ガイド拝見の詳細です。
http://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-11586503918.html
ガイド拝見のお申込み、お問い合わせは下記のメールアドレスにお願い致します。
タカテル
遠隔ガイド拝見、対面セッション、ともに受付中です。
宜しくお願い致します。