私にはお付き合いさせていただいている恋人がいます。
私よりも一つ年上の女性です。
彼女には不思議な能力があります。
彼女は幼い時から霊感が強く、幽霊や妖精、小人などを頻繁に目撃してきたそうです。
小さい時は、寝ていると、誰もいないのに手足を引っ張られたり、気味の悪い笑い声が聞こえてきたりというようなことがよくあったそうです。
さらに、本人はあまり覚えていないそうなのですが、彼女が3歳の時、何もない空間に向かって楽しそうに話しかけているということがたびたびあったそうで、彼女のお母さんがそれを見て怖くなり、お祓いをしてもらったことがあるのだそうです。
彼女は出口王仁三郎の親戚にあたるそうなので、強い霊感があっても特に不思議ではないと思うのですが、彼女の能力はそれだけではないのです。
彼女は夜寝ている間に、別の世界に行ってしまうことが度々あるそうです。
ある時は映画「アバター」のような世界
ある時は海の中の世界
ある時は太陽の二つある美しい惑星
というように様々な世界に行くことがあるそうです。
そこでの自分は、この現実での自分とは容姿も話す言葉も全く異なっているそうです。
気が付いた時には、既にその世界の自分になっているため、別の世界にいる最中は、現実世界と異なる世界に来ている、という実感は全く無いそうです。
目が覚めた時に初めて、今まで自分が体験していた世界は、この現実世界と異なる世界だということが分かるのだそうです。
そういう夢を見たのではないかと思われる方もいらっしゃると思うのですが、夢とはっきり異なる点があるそうです。
それは、走れば疲れるし、攻撃されれば痛みを感じるし、何か食べれば食感も味もはっきり感じるそうで、五感がかなりはっきりしていること、だそうです。
そのため、寝ている間に別の世界に行ってしまったときは、目が覚めると物凄く疲れてしまっているそうです。
また、一度ある世界に行き、目が覚めて現実世界に戻ってきても、また寝ている間に同じ世界に行き前回の続きから体験する、ということも稀にあるそうです。
まるで、セーブしておいたゲームを続きから再開する、というような感覚だそうです。
手塚治の火の鳥にもこれと似たような話が出てきます。
たしか太陽編だったと思います。
私は、彼女のこの体験はパラレルワールドなのだと思っています。
どうやら、違う惑星、違う次元に存在する自分の人生を垣間見ているようなのです。
先日、人魚として生活している世界に行った時の話を聞きました。
興味深い内容だったので紹介しますね。
その世界では、彼女は上半身は人間で、下半身は魚という、典型的な人魚だったそうです。
しかし、彼女は元々は人間だったそうなのです。
誘拐されてしまい、ある組織の研究所で遺伝子操作をされ、人魚にされてしまったそうです。
誘拐され、気を失ってしまったのですが、目覚めた時には既に人魚になっていたそうです。
研究所は湖の真ん中にあり、湖には彼女の他にもたくさんの人魚がいたようです。
女性の人魚だけでなく、男性の人魚もいたそうです。
彼女は新人の人魚だったため、先輩達から子供を研究所に連れてくるよう指示を受けたそうです。
町まで泳いで行き、子供を誘拐してこいというのです。
それも、ただの子供ではなく、テレパシーが使える子供に限定していたそうです。
人魚達は声を出すことができず、お互いにテレパシーで会話しており、テレパシーを使える子供に限定していたのはそれと何か関係があったのかもしれないと言っていました。
研究所がある湖からは、五つの川が出ており、その川のうちの一つが街の近くの大きな湖まで通じていたそうです。
人魚達の発するテレパシーをキャッチできる子は、自然とその湖に引き寄せられてきたそうです。
子供が近くまで来ると、人魚は子供の手をとって泳いで研究所まで連れていったそうです。
不思議なことに、人魚と手を繋ぐと、子供も水中で呼吸ができるようになり、溺れることはなかったそうです。
また、人魚たちは、逃げることができないよう、水に入ると皮膚が赤く発光するように遺伝子操作もされていたらしく、脱走してもその光ですぐ見つかってしまうため、逃げることは困難だったそうです。
しかし、私の彼女は子供を誘拐してくるのが嫌で、いつも子供を探してくるフリをして、一人で泳いで遊んでいたそうです。
施設には、他の人魚が誘拐してきた子供が多くいたそうです。
ある時、一度だけ研究所の見張りの隙を突いて、一人の男の子を町に返すことができたそうです。
彼女は新人人魚だったため、ミスをしたということにして、逃がしたのだそうです。
新人人魚ということで特にお咎めは無かったそうです。
もっと多くの子供を逃がそうとしたそうですが、一度逃げられてからは監視が厳重になってしまい、結局逃がすことができたのはこの男の子一人だけだったそうです。
その男の子を逃がしてからしばらくして、彼女はいつものように一人で泳いで遊んでいたそうです。
すると、一人の男性が近づいてきたそうです。
大人に見つかると騒ぎになるため、すぐに隠れようとしたところ、その男性が
「待って!誰にも言わないから逃げないで!」
と声をかけてきたそうです。
彼女は、この男性が人魚を見ても驚かなかったことを不思議に思い、少し様子をみてみようと思ったそうです。
するとその男性は
「良かった。また会えて。あの時は本当にありがとう。」
と言ってきたのだそうです。
しかし、彼女には何のことやらさっぱりわかりません。
「覚えていないのかい?ほら昔僕が子供だった頃助けてくれたじゃないか。」
と言われ、はっと驚いたそうです。
目の前にいる30代くらいの男性は、あの時助けた男の子だったのです!
しかし、そんなはずはありません。
彼女の感覚では、ついこのあいだの出来事なのです。
何十年も時が経っていることなどありえないのです。
しかし、目の前にいるのは紛れもなくあの時助けた男の子なのです。
この時初めて気付いたそうですが、どうやら、この世界では人魚は人間の何倍も年を取るのが遅いようなのです。
おそらく、そうなるように遺伝子を操作されたのでしょう。
時間の経過の仕方が人間とは異なる為、長い年月がついこのあいだのことのように感じられたのです。
ここまで体験したところで、目覚ましのアラームが鳴り、現実の地球に戻ってきたそうです。
目覚めると、人魚から人間に戻っていることに、とても驚いたそうです。
彼女が体験したこのパラレルは地球なのか別の星なのかはわかりませんが、きっと宇宙のどこかに実在する世界なのだろうと、私は考えています。
ネッシーやビッグフットなどのUMAが目撃されるのは、私達の生きている現実世界が、私の彼女が体験したような別の世界の周波数と、一時的に同調した時なのかもしれませんね。
読んでいただき、ありがとうございます。
ps 先日体験したパラレルでは、彼女はなんと、目が四つある軟体動物のような生き物だったそうです。
紫色の海の中を漂うように泳いで、とても気持ちが良かったそうです。
四つの目から見えた映像は、それぞれ独立した別の映像として捉えることができたそうで、同時に四箇所を見ているという不思議な感覚だったそうです。
この体験は、夢では説明できないのではないかと思います。
不思議ですね。