不思議な画家 龍令です。

 

構想を練っている絵本の最初のシーンが平安時代なので、

平安時代の衣装や調度品などを勉強しにこちらへ行って参りました。

 

京都風俗博物館

 

 
京都駅から西本願寺へ歩くのは初めて、すごく新鮮でした。
バスに乗るほどでもないか、と歩きましたが、
まあまあ遠かった。
 
 
 
到着。
 
レトロないい感じのビルの5階に雅な平安時代の世界が広がっております。
 
ひゃあ〜!テンション静かに爆上がり〜!
この人形制作した方、すごい!

 

 

これは出産のシーンを人形で再現してます。
明石の姫君、源氏物語では13歳で初産なんですね!
初めて知って驚いた・・・。

 

奥に供えられた虎の頭部と牙みたいなのが気になる。

 

 

 

虎は邪気払い、

サイのツノは毒消し、解熱の作用があるとして尊ばれたらしい。

(当時の日本に虎いたっけ?←後ほど調べます)

虎の頭・・・生臭くなかったんかしらね。

 

 

 

このほかにも紫の上が43歳で法華経千部供養が執り行われた様子などが
再現されていて、見応えたっぷり。
 
そして事件が起こった。
 
高貴な女人が御簾の向こうに座ってらっしゃるのですが・・・

 

 

 
 
裏側へ回ってみますと・・・
 
 
えええええっ!

 

 

 
首が!
なーーーーーい!!!

 

 

はあ、びっくりしたぁ。

 

源氏物語殺人事件、て浅見光彦シリーズに同じタイトルがあるのね(笑)

 

 

 
で、この日私が一番知りたかったのは帝の立っている姿でして。
基本、殿上人って座ってるからなかなかこれ!ってポーズしてる人形がなくてさ。
身分低い男性は立ってるのが多いんすけど。
 
会場を3、4回回って見つけました。

 

 
立ってる帝。
 
 
 
さて、博物館を後にして、また京都駅方面へ歩きます。

 

 

 
西本願寺に近いから、お念珠や仏壇関係のお店が多いです。
欄間を彫ってる職人さんがいるお店で長居しました。
そこに胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の色紙(海外のお土産用)があって、
買うかめっちゃ悩みましたが、どうせ買うなら東寺のが良いよね、と
財布の紐を締めました。
 
 
てくてくてく。
この洋風の建物も西本願寺の別館なんだって〜

 

 
 
観光客はほとんど歩いていない通りで見つけた
懐かしい雰囲気のお店。

国産の小豆や油を扱ってるんですね。

頼もしい。

 

 
輸入品に頼らず自国で農産物を生産できて、
戦争しなくても豊かな日本になってほしい。
 
と、思いながらお向かいの老舗のお茶屋さんで一休み。

 

 

 
ほうじ茶ソフトクリーム。
抹茶スィーツより私はほうじ茶推しです。
 
インプットした情報を寝かせて再構築して、
今年の冬には絵本制作に精を出せるようにしたいなぁ。