青天の霹靂(3回目) | HEAVY METAL CAFE 

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HR/HMを中心に、メロディの美しい音楽について語らせていただきます♪
映画にもハマっております。

…実は、その他なんでもありだったりして…

本日、TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスを取得。

本作は今日で3回めの鑑賞になる。

2回目の鑑賞後に原作小説を読んだ(3/4ほどまで)せいで知ってしまった、映画では描かれていない部分や映画とは違う設定などが少し鑑賞の邪魔をする。
特に、原作では父親の正太郎がいかに優しく甘過ぎるダメな父親かと子どもの視点から描写されるのだが、映画の世界では全く触れられない。もしくは設定自体を変えた。これは少し残念でもあるのだが。

そして3回目で初めて気付いた小ネタ。冒頭で父親の小屋で見つける写真の入った缶箱。これは若い頃の夫婦の部屋にあり、入院中には母親が編物をするのに手元に置いていたものだ。

それにしても、病室での晴夫と母親・悦子のやり取りの場面は何度観ても素晴らしい。
多分、ここで悦子は自分の運命を悟ったと思うのだが、目の前にいるペペが自分の子どもの成長した姿だと気付いたかどうかは…。
私は『気づいていない』解釈をとる。
気付いたなら、自分のお腹を触らせるよりも、もっと違う行動を取ると思うのだ。
悦子の「大好きよ。…あ、蹴った…聞こえたの?」とお腹の赤ちゃんに向かって言う優しい言葉に、晴夫が嗚咽をこらえながらそっと呟く「…聞こえました…」は泣ける。

本作は生涯のベスト映画だ。
ただし、晴夫に自己投影をし過ぎ、のめり込んでしまった感じは否めない。