Inside Llewyn Davis
Vista/105分
監督:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演:オスカー・アイザック/キャリー・マリガン/ジョン・グッドマン/ギャレット・ヘドランド/F・マーレイ・エイブラハム/ジャスティン・ティンバーレイク
アカデミー賞監督コーエン兄弟の最新作は、ボブ・ディランが憧れた伝説のフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録をベースに兄弟が脚色。カンヌ国際映画祭において見事グランプリを受賞しコーエン兄弟の健在ぶりを世界に知らしめた。
物語の舞台は1961年、NYのグリニッジ・ヴィレッジ。ライブハウスで歌うフォーク・シンガーのルーウェン・デイヴィスは、最近何をやっても裏目に出てばかりだった。レコードはまったく売れず、一文無しで知り合いの家を泊まり歩く日々。つい手を出した女友達からは妊娠したことを告げられ、おまけに仕方なく預かるはめになった猫にも振り回される始末。そんなトラブル続きの日常から逃げ出すように、ルーウィンはギターと猫を抱えて人生を見つめ直す旅に出る…。
ルーウィン・デイヴィスのモデルになったのは、1960年代グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンの中心的人物だったフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンク。ボブ・ディランとも交流があり彼が憧れたというヴァン・ロンクの回想録にインスパイアされコーエン兄弟はこの物語を作り出した。映画の舞台となる1961年のNYではフォーク・ミュージックが流行、多くの若者たちがコーヒーハウスと呼ばれたライブハウスでフォーク・シンガーの歌に耳を傾けていた。ルーウィンもそんなフォーク・シンガーの一人。ルーウィン・デイヴィスを演じるのは、映画初主演となる本作で一躍脚光を浴びたオスカー・アイザック。今回、劇中のライブ・シーンをすべて吹き替えなしの生の録音で挑み、観る者の心を揺さぶる見事なギター・プレイと歌声を披露している。(公式HPより)
想定外の猫の活躍ぶりにニンマリ…肝心の本筋は少々退屈。コーエン兄弟の演出が好みではないのだろう。いつもストーリーや設定は骨太で好ましいのに、鑑賞後は首を傾げさせられる。なぜもっと素直に観せないの?
ラストの曲は特にメロディも歌唱も良かった。
74点。