133分/シネスコ
テレビシリーズとは違い、介護ヘルパーになる経緯がリアルだし、徹底的に要介護高齢者の悲惨さを描写する演出が凄い。我が身が要介護者になったら…と考えさせられながら観た。
草剪剛はこの役柄も実に魅力的にこなす。彼が40代50代になる頃には日本映画界を背負って立つぐらいの役者になっているんじゃなかろうか。
看護士、介護福祉士でもある施設の現場責任者を演じたリリィの存在感が際立っていた。
黒木メイサの登場がよく分からないのだが、本作がテレビシリーズとは別物の設定なのならば、彼女の登場は観る者に混乱を来すし、不要だったのでは?
ところどころに笑わせるネタを上手く折り込みながら、長い尺を飽きさせずグイグイと観せるが、カメラワークがあまりにも凡庸。
せっかくのシネスコサイズなのに…。
ラストも、少しスッキリしない。
86点。