愛しい君に伝えたい
もしも君の心に悲しみの雨が降っているのなら
君のそばにある樹を見てごらん
どんなに強い嵐が来ても
しなやかに体を揺らして倒れないんだ
まるで踊るように 優雅に そして力強く
まるで踊るように 嵐を乗り越えるんだ
力を入れて頑なになると 折れてしまうよ
だから 受け入れて ゆだねて あるがままに
目には見えない土の中にも
深く広く根を張り 大地を抱え
手と手を取り合うように絡み合って力を合わせ
自分の体を支えてるんだ
だから まっすぐに青空に向かって伸びていけるんだ
認めてもらえなくてもいい 見えないところで踏ん張る君を
両手を広げて ヒカリを受けて
君が君のままで 君らしくいられるんだ
愛しい君に届けよう
もしも これから君に辛いことがあった時
顔を上げて 太陽と月と話してごらん
どんなに分厚くて果てしない雲に覆われていても
雲のうえでは いつでも変わらず輝いている
まるで君のように 光を放つ美しい存在
まるで君のように 愛を放つ美しい存在
いつでもずっと君のこと 見守ってくれているよ
止まない雨はない
晴れない雲はない
だから泣いてもいい 頼ってもいいんだよ
影に沈んだ心はやがて ヒカリを取り戻すだろう
痛みを乗り越えた君は 優しさという強さを知る
君は君のままで 君らしくていいんだよ