(前回の続き)
●証憑書類はどうする?
さて、入力も終わり、150万超、という税金に呆れながらも、カラーレーザープリンタでごにょごにょっと書類を印刷して、ボロい封筒に詰めて、どこかの業者が送って来た受領書返信用封筒(メールで返事したために返送しなかった)から切手を剥がして貼付。何というケチだ。
マイナンバーカード両面を印刷して貼り付け、振替手続き用紙に銀行印を押印し、金融機関の口座番号と顧客番号を間違えていたのを二重線で訂正して訂正印など押さずに封筒に入れて、、、、あれ、何か忘れている。
そう、証憑書類の添付をどうするのか、どこにも書いてない。さてはて?
説明をいろいろ読んでも、不動産売却の場合は、「譲渡所得の内訳書」を添付しろ、と言うだけである。
領収書や売買契約書の原本の添付不要??
まあ確かに、今まで、副業の確定申告でも、家のローン控除の初回申告でも、医療費還付でも、税務署に確定申告と同時に領収書を送ったことはなかった。
最近はとんとなくなってしまったが、数十年前、大学院学生時代や、今のところに転職した当時、つまり20世紀の頃にやっていた、副業の原稿料収入では、
お素人のライターの必要経費で認められるのは3割程度だね。
領収書とか取ってないでしょ?
と、税務署のおっさんに教えて貰った記憶があるだけだ。
収入が多い年には、震える手で「経費4割」と書き入れて、勤労学生控除にチェックを入れ、源泉徴収分数万円を全額バックして貰った経験はあるが、その際も必要経費の領収書などを貼る欄はなく、そもそも申告しようがなかった。
もっと最近の医療費還付では、電子申請だったが、送信するのは集計Excelファイルだけで、「領収書の原本は後で送れ」 と言う指示だったが、結局どうしたのか記憶にない。
▽金額を「盛って書く」ことが簡単に出来て、後でばれたら重罪、と言うのは、なんだか、「改札がない欧米の鉄道」とちょっと似ているような気がした。
(注: 「ばれたら重罪」でもないようだ。確定申告書類は私文書であり、また、私文書であっても医師の診断書のような、不実記載に対する罰則もない。あるのは、脱税の罪だけ。確かに脱税は重罪だが、「余計に税金を払うようなウソ」を書いても、罪には問われない。)
実家売却の総括
結局、譲渡にかかった費用と税金で、3割以上(~400万以上)持って行かれた。これも供養である。