調える | はい、がんなんですけど

はい、がんなんですけど

肺がん(肺大細胞神経内分泌腫瘍=LCNEC)ステージⅣと診断されたおっさんのゆるい毎日。

こないだの人間ドックでの診察で、お医者さんから告げられた一言は

血が濃い。 

なんだ血が濃いって。

血は水よりも濃いんだよ。

え?意味が違う?


確かに、ヘモグロビンの値が基準値より高めと出ていた。で、お医者さんから言われたのは

「血が濃いと、血栓とかできやすい人もいるから、酒はほどほどに、適度な運動習慣をつけて、あとは、そうだなあ…

サウナはやめといた方が良いかな。」

えええええ!

サウナだめなのー?

調わないじゃん!


で、サウナの代わりにせめて心を調えようと考え、妻と2人で写経に行ってきた。

行き先は、目のお薬師として霊験あらかた、故水木しげる先生ゆかりのお寺でもある出雲市の一畑薬師(いちばたやくし)。


子どもの頃の水木しげる先生と、のんのん婆のブロンズ像
目玉のおやじ



「写経はこちらで」
と案内されたのは、境内の一角にある小さなお堂だった。

一畑薬師を開山した偉いお坊さんの御尊像が奉られるいかにもありがたそうなお部屋で、妻と2人机を並べ、筆ペンを手に黙々と般若心経を写した。


1時間余りかけて、約260文字の写経は、周囲の音がさほど気にならないくらいに熱中してしまう。いや、熱中というより、無心になる感じ。気が付いたら、最後の名前と願いを書くところまで終わっていた。
願いは
身体健全と世界平和
どんなに健康でも、世界が平和でないと幸せじゃないし、平和なら健康でいたいから。
本当は病気平癒と書きたいところだけど、何せ肺がん4期だし、平癒は高望みな気もして、薬師如来を困らせてもアレなので、遠慮しといた。
でも、心は十分に調った!

なお一畑薬師の写経体験は、料金1000円で、他の人と時間がぶつからなければ、予約なしでもできる。
そして終わったら、寺務所でお茶とおせんべいでねぎらってもらえる。

帰りは宍道湖岸のお店で名物の海鮮丼でお昼ご飯。
写真だと分かりにくいけど、すごい量。新鮮な魚介類がたっぷりのって、小鉢やしじみの味噌汁もついて、1700円。



 

 

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