絶食といえば… | はい、がんなんですけど

はい、がんなんですけど

肺がん(肺大細胞神経内分泌腫瘍=LCNEC)ステージⅣと診断されたおっさんのゆるい毎日。

先日の人間ドックは、胃カメラを飲まなくちゃいけないので前夜21時以後絶食だった。

絶食といえば、思い出す話がある。


4年前の3月11日、全身麻酔で左頸部リンパ節郭清手術を受けるため、その日の朝から絶食だった。スタートは確か、前夜だった気がする。

人間ドックなら、検査さえ終われば食べられるけれど、手術の場合は麻酔から覚めても食べられない。

元が食いしん坊なので、丸一日何も食べられない状態は、けっこう辛い。俺を苛つかせたかったら、ご飯をおあずけすればいい。それくらい空腹への心理的耐性が低い(燃費の悪い昔のアメ車並み)。


そんな人間なので、翌日の朝ごはんが待ち遠しいったらなかった。首を長くして待つとか、喉から手が出るとか、そういう慣用表現が、ドンピシャではまる状態だった。


さて、絶食明けの朝ごはんの時間が来た。

運ばれてきた朝ごはんは、これだ。

野菜スープと、飲むとお腹壊す牛乳と、シマダイビョウインスゴイカタイキウイと、生の食パン
野菜スープと牛乳とシマダイビョウインスゴイカタイキウイは良いとして、生の食パンは…
前日の手術で俺は、頸部リンパ節だけでなく、口蓋扁桃も切除されていた。つまり、喉の中も縫われていた。
縫われているということは、傷があるわけで、唾を飲むのも痛い。
その俺に、食パンを食えと…?
マジかよう
とブー垂れつつも、他に食うものもないし、空腹に耐えかねていたので、仕方なくパンにかじりついた。
もぐもぐもぐ…
ゴク…
ハウ!Σ(゚Д゚)
いたーい(´;ω;`)

普段なら柔らかい食べ物の食パンも、傷口には鋭利な刃物と化す。仕方なく体を右に倒し、咀嚼した食パンを、口の中で右側へ寄せ、どうにかして右側で飲み込もうと試みる。
結果は、無駄なあがき。人間の体は、そういう時に限って、融通が利かないことになっている。
たかが6枚切り食パン1枚食べるのに、どれだけの時間を費やしたことか。
痛いから食べたくないのに、空腹マックスなので食べないわけにいかないなんて、どんな罰ゲームやねーん。
しかも野菜スープの塩気が、そこそこ滲みるおまけ付き。


4年も経ってるので、今や完全に笑い話だけど、病棟と給食の連係が取れていないと、こういうことになるのねっていう教訓(なのか?)。





さて、前回のブログで出題したすっぴんどるクイズの正解発表〜ヽ(=´▽`=)ノ

腹囲90cmはウソでした。

正しくは、92cm!

張っても仕方のない見栄を張りました〜(笑)

正解者はokanさん。

なかなか鋭い勘でした〜



 

 

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