夢の終わり夢の始まり

人は自由に飛べるという

 

どうして?

それは希望を抱いているから

いま月の砂漠から

メッセージを君に送る

 

愛が重たい石のように

心に浮かぶ

不安定な砂の集まりたち

 

僕が愛を唇にしたら

地球に堕ちるだろう

それは君の望むところ?

 

どうでもいいんだ

愛なんて

強く抱きしめてくれる君が居たら

 

いま宙を浮いているよ

砂粒だから君には見えないだろう

僕が星ならあなたは気づいてくれるのかい

ただ今は月の砂漠の引力に引かれている

 

 

 

 

夢の同じ名残り

朱いハーフコートを纏った君は

時間に彷徨っていた

 

心の時限爆弾が破裂するように

守っていた何かが弾けた

 

君の今を直感した

倖せか?

抱き寄せたい気持ちを抑えた

 

午前3時

246冷たい雨が降り続く

 

あの時もう少し大人ならば

君を離さなかったろう

 

蒼い霧に心が滲み

君の顔が読み取れない

 

愛の意味と痛み

僕らは意味を捜していた

この瞬間僕らは込み上げる痛みを知ったように

互いの名を呼んだ

 

若過ぎたふたり

せっかちに過ぎた夢をあざ笑うかの如く

孤独が胸を締め付ける

 

過ぎた時間は再開のモノローグ

愛は砂時計の流れ落ちる一瞬の砂秒

若さの罪を消し去るように時期に朝が包むだろう

 

 

 

246冷たい雨に煙る

雨糸で君が滲む

君の手を掴み未来へ奪い去りたい

 

愛が日常に負けるなんて

どうして現実は僕らに痛みを与えるのか

 

黄昏迫る国道にヘッドライトが交錯する

危なげな僕らの隙を突き刺すように

 

奪えばいい

貴女を未来ごと抱き締めればいい

 

何故未来を拒否し意地悪な今を肯定する

ねぇ 愛はいつまで続くのだろう

 

レールに乗った愛は祝福を受けるだろう

道ならぬ道を歩く僕らは明日にどう進めばいい

 

冷たい風がふたりを分ける

長い髪のパヒュームが覚えている

消せぬ残り香が僕を狂わせる

 

もうあんなにひとを愛せない

これから僕に自由はないだろう

貴女という十字を背負い出逢いを拒むだろう

 

しばらくこのままでいよう

季節が変わればふたりの行方に光が見える気がしている

君のぬくもりが伝われば僕は明日の愛に帰るだろう