246冷たい雨に煙る

雨糸で君が滲む

君の手を掴み未来へ奪い去りたい

 

愛が日常に負けるなんて

どうして現実は僕らに痛みを与えるのか

 

黄昏迫る国道にヘッドライトが交錯する

危なげな僕らの隙を突き刺すように

 

奪えばいい

貴女を未来ごと抱き締めればいい

 

何故未来を拒否し意地悪な今を肯定する

ねぇ 愛はいつまで続くのだろう

 

レールに乗った愛は祝福を受けるだろう

道ならぬ道を歩く僕らは明日にどう進めばいい

 

冷たい風がふたりを分ける

長い髪のパヒュームが覚えている

消せぬ残り香が僕を狂わせる

 

もうあんなにひとを愛せない

これから僕に自由はないだろう

貴女という十字を背負い出逢いを拒むだろう

 

しばらくこのままでいよう

季節が変わればふたりの行方に光が見える気がしている

君のぬくもりが伝われば僕は明日の愛に帰るだろう