夢の同じ名残り

朱いハーフコートを纏った君は

時間に彷徨っていた

 

心の時限爆弾が破裂するように

守っていた何かが弾けた

 

君の今を直感した

倖せか?

抱き寄せたい気持ちを抑えた

 

午前3時

246冷たい雨が降り続く

 

あの時もう少し大人ならば

君を離さなかったろう

 

蒼い霧に心が滲み

君の顔が読み取れない

 

愛の意味と痛み

僕らは意味を捜していた

この瞬間僕らは込み上げる痛みを知ったように

互いの名を呼んだ

 

若過ぎたふたり

せっかちに過ぎた夢をあざ笑うかの如く

孤独が胸を締め付ける

 

過ぎた時間は再開のモノローグ

愛は砂時計の流れ落ちる一瞬の砂秒

若さの罪を消し去るように時期に朝が包むだろう