スピリチュアルな道を歩む際に訪れる苦難 ~ 『秘教治療』から、「弟子に固有の問題」(1) | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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今月行っているエソテリック・ヒーリング連続講座の3テーマは昨日ご紹介しましたが、そのうちの

10.魂とそのメカニズム ~ 肉体までのエネルギー・ルート】

は、エソテリック・ヒーリングが成立するメカニズムの総まとめ的な内容です。


これまでのうち、「輪廻転生と死」「カルマ」の2回は、ちょっと違った傾向ですが、残りの7回で積み上げてきたものを総動員して、

ヒーリング・メカニズムの全体像を概観し、これがすべての病気・不健康に対処するものになり、今までの西洋医学に代わる新しい医学体系として必要十分であることを、示していきます。


その一項目としてとりあげる中に、「弟子に固有の問題」というテーマがあり、これはメカニズムとは関係ないのですが、多分、読者の方々の日常生活の近辺に起きている可能性のある、とても興味深い内容が書かれているので、何日間かに分けてご紹介しようと思いました。(メカニズムの話もお伝えしたいのですが、ブログで書くには壮大すぎて、お伝えしきれないので、ご興味ある方は是非、講座受講してください。お待ちしております。)


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「私が様々な問題と肉体的な反応や病気を区別してきたのは、エネルギーの流入、分配、方向づけが必ずしも病気を生じさせるわけではないからである。

 しかし常に、あらゆるイニシエーションに先立つ修練期間、それらは弟子の意識か周囲の人々との関係のいずれかに何らかの種類の苦難と問題を生み出す。そのため、周囲が影響を受け、その結果として彼自身がそれに反応することになる。」



『秘教治療』は、病気とその改善がテーマではありますが、究極的にホリスティックな観点から書かれているので、しょちゅう別の話題に話が飛び、一体何について語っているのやら? なかなかチューニングができません。それを解読し分かりやすく解説するのが、講座講師としての私の役割り、ということになります。


私も、何とか解読して分かったことをお伝えしているわけですが、

一昨日もそれを聞いた参加者の方から、「(『秘教治療』の文章を読むと)ジェット・コースターに乗っているよう。頭がクラクラしてくる」という感想がありました。確かに、本当に分かろうと努力する、最初はそのように感じると思います。


やがて慣れてきますが、そうなったときには、それだけご本人の意識が拡大し、広い視野から物事が捉えられるようになり、その結果、それまでよりも格段にホリスティックに考えられる自分に変化していることを、感じることができると思います。


先の引用文では、「弟子」と呼ばれる、魂とのある程度安定した接触が可能になる段階まで霊的な進化の道を歩んできた人たちに起こる苦難について、述べられています。

それは、病気として発現する場合もありますが、多くの場合はその前に、まずは人間関係の問題として現れます。


人間性が高まり清らかになって、社会に対する奉仕に尽力していけば、苦難などとは無縁になると考えがちですが、実はその逆なのです。ですからそのプロセスを歩む人は、最初は苦労は当然のことと、覚悟を決めないと行けません。それを乗り越えたときにはじめて、実り多い段階に到達することができます。


続く文章をお読みいただければ、少し具体的にご理解いただけると思います。特に、最初の一文を熟考してみてください。

その意味が真につかめれば、ものすごい感動とともに、新しい世界が開けてくると思います。




「これに関連して、すべての弟子が人類という体のエネルギー・センターであり、集中し方向づけられたエネルギーの点になる過程にあるということを覚えておくべきである。


 彼らの働きと活動は常に、そして必然的に、周囲にいる人々の生活に影響、結果、目覚め、混乱、方向転換を生じさせる。

 初期段階において彼らがそうするのは無意識のうちである。

 そのため、彼らが接触する人々に起こる結果は多くの場合において望ましくないものであり、エネルギーの方向づけ、偏向、保持が賢明に行われることはない。


 知的な意図がエネルギーのあらゆる方向づけの背後になければならない。

 後に、意識的に方向づけられた治癒力の輝くセンターになるよう意識的に学び、そのようになりつつあるとき、この活気づけそして伝達されるエネルギーは心理的にも肉体的にもより建設的に用いられるようになる。」