占星術にはそれが成立する論理的根拠があるのか? 検討を続けています。
「山羊座において物質が勝利し、物質は最も濃密で最も具体的な表現に達するが、霊の勝利がこの勝利に続く。
山羊座において地の性質が完全に表現されるが、限りない霊的な可能性も表現される。
例えば、インドは広範囲にわたる堕落を表現しているが、同時に霊的な達成の高みも表現している。
インド――その歴史と特徴と霊的な特質――について研究することで、この宮の影響力と可能性に関して多くのことが明らかになるであろう。」
インドのことをよく知り、愛する方には、「山羊座は、インド」と覚えておくと、分かりやすいかもしれませんね。
次は、1つの星座が支配する時代を三分割した、角度にするとちょうど10度、期間にすると700年あまりを支配する惑星に関しての、とても興味深い説明です。
「それぞれの宮が分割され、私たちがデカネートと呼ぶ三つ組は、山羊座の場合に特に興味深い。
すべての相応関係においてそうであるように、この三つ組は神と人間の三つの様相――霊と魂と体――に関連づけることができる。
したがって、魂つまり意識様相に与える惑星、太陽系の七つの光線、星座のエネルギーの影響力に関係する中央のデカネートは、この世界期において特に重要であり、普通の車輪にいる人について考察する場合にも、逆転した車輪にいる人について考察する場合にも、これは当てはまる。
占星学的な解釈の観点から見て、そして車輪がどちらの方向に回転しているかを確信できない場合、このデカネートはその支配星を確信できる唯一のデカネートである。
したがって、支配星の影響力は必然的である。
このことは、水瓶座においても驚くほど当てはまる。
現在、太陽はこの宮に入りつつあり、その三つのデカネートである土星と水星と金星が必然的に困難とイルミネーションと同胞愛をもたらしつつある。普通の車輪においては、あらゆる外的な出来事において土星が支配しており、その結果として、私たちは今日、混沌と混乱状態にあるが、人類の意識に関する限りは、水星がますます活発になりつつある。
着実なイルミネーションが起こりつつあり、すべての問題に光が投げかけられつつある――統治と政治への光が実験と偉大かつ根本的なイデオロギーの研究を通して投げかけられ、世界の物質性質にはあらゆる分野の科学を通して光が投げかけられ、人類そのものには、教育と哲学と心理学を通して投げかけられている。
この光は私たちの惑星のまさしく最も暗い場所とその多くの生命形態へと広がりつつある。」
ここでの話は、「太陽はこの宮に入りつつあり」とありますから、山羊座ではなく、水瓶座のことですね。
でも、まさに今現在の地球人類の置かれた状況を示しているので、省略せずに、載せさせていただきました。
この原稿が伝えられてから70年余り、混乱の中にも「着実なイルミネーションが起こりつつ」ある傾向は、ますます感じられています。
最後は、とても希望を感じさせていただける文章だと思います。