本山博氏の思想と、その科学的研究の位置づけ | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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昨日・今日と、本山博先生の葬儀が行われている関係で、

(新聞等で告知され、検索できますので、公表しても問題ないと思いました。秘教的に考えれば、本山先生の場合、すぐにメンタル~魂の界層まで上がられることは可能と思いますが)

今日一日、多くの方に本山先生へ想いを寄せていただきたく、その思想に関して、もう少しご紹介させていただきます。


といっても、私の中途半端な理解で誤ったことをお伝えしてはいけないので、昨日ご紹介した『人間に魂はあるか?』制作のきっかけになった講演準備の際に、後継者の本山一博氏から送られてきた文章を、シェアさせていただきます。



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深い宗教体験と透徹な哲学的思惟、厳密な科学的実験、宗教者としての活動、それら全体から把握された広大で包括的な体系・・・本山博神学

その難解な世界を可能な限り簡略化してご紹介します。



○本山博神学の三つ柱


*場所的な神


神は私達の外に内にもいます。内なる神は外なる神の一部分ではありません。すべてを生かし支えている外なる神が、その全体を持って一人ひとりのうちに生きているのです。



*精神と物質の相互作用による世界創造


純粋な精神原理が純粋な物質原理に働きかけることにより、世界は創造され維持されているのです。



*自己否定の修道論


古来より宗教的行の根本は自己否定=自己の無化であると言われてきました。それは、私達の精神が物質原理から離れ純粋な精神原理に向かうということです。

自己否定とは精神が物質原理の支配を乗り越えることなのです。



*三つの柱を結びつける本山博的「空」の思想


それは、相互内在性というべきものです。あなたと私が出会い、そして関係を持てるのは、私の中に予めあなたがいて、あなたの中に予め私がいたからなのです。



○科学的研究の位置づけ


本山は霊的な世界があることを科学的に証明しようとしました。

そのために、まず霊的な身体が存在するということを証明しようとしたのです。


その実験は肉体と霊的な身体との間の相互作用があることを証明するためのものでした。そこでは肉体も霊的な身体も共通の身体観で捉えられています。

つまり、生命エネルギーの循環と分配のシステムとしての身体です。


それは、霊的な身体においては霊的なプラーナ・エネルギーのためのチャクラ-ナディシステムであり、肉体では体液の流れとしての気エネルギーが流れる経絡システムなのです。



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ということでヨーガ、さらには秘教の思想と非常に近く、秘教を元にして構築を目指すエネルギー科学の路線に沿った研究をとても早い時期から手がけられていたことが伺えます。


今頃、本山先生、重く厄介な肉体を脱ぎ捨てられ、スッキリされて、天界でこれまで以上に活躍され、地球人類のために働く人たちの支援をしてくださることと思います。


ご子息の本山一博氏は、次男でありながら、「一博」と命名され後継者に任命されました。


博先生がカリスマ的リーダーであったのに対し、一博氏は「宗教間対話」を積極的に進めるなど、アクエリアスの時代に相応しい、グループを組織化し皆の協力に基づいて事を進めていくタイプのリーダーです。


個人的に親しくさせていただいている関係もあり、先生の遺志を継ぎ、新しい時代をつくるために、何か一緒に働かせていただければ、と思っています。