とうとう2023年も残り僅かですね。
今年は3月くらいから上昇機運が高まり終わってみると保有している株式投資の総額は日米合算で88.7%上昇しました。途中では1,000万円単位の損切りを二度ほどしたりと、まだまだ売買タイミングがズレる未熟さがありました。ただ、僕はかなりポジティブな性格で、売買した銘柄自体は悪くなかったし、売却したものがその後、更に下がるということもあったので、総じてOKかなと考えています(逆に持っていると1,000万円単位の利益になったものを早く売りすぎたものもありましたが^^)
年初の頃、今年は2020年に似たような上昇相場の力を感じると申しておりましたが、結果的に2020年に準ずる上昇となりうれしく思います。皆様も自分なりの投資手法を身にまとい暮らしの助けになったのであればとても喜ばしいことだと思います。
僕は投資を随分とやってきましたが、今年を終えるにあたって過去のコメントを一つ修正したいと思います。投資はリスク管理が全てだと言ってきました。その考えに変わりはありません。ただ、過去に僕はウォーレン・バフェットがアップル株を大量に保有していることを危険だと批判しました。ただ、これは間違いでした。本当に特定の株と市場を熟知していれば、1点買いという金融工学の真逆を行くような投資手法でもあり得ると今は考えなおしています。
現在、僕が長期投資用に保有している銘柄は以下の通りです(短期用は別に書いた通りです) 一点買いをするほどの眼力はありませんので4,5銘柄を管理しようとした結果です。
M&A総合研究所 20,000株
フィードフォース 18,000株
エムスリー 8,000株
住信SBIネット銀行 12,000株
金額ではM&A総合研究所が過半の状態ですね。
株の勉強をして金融工学の本などを読むうちにリスク分散を日米で実施していましたが、2021年と2022年はその結果としてパフォーマンスはそこそこに終わりました。ただ、振り返ると僕が資産を10倍に増やしたのは1,2銘柄への集中投資の結果だったのです。分散は守りの投資手法なのでそれなりに安全ですが、大きく増やすことは難しい。だから、資産を十分に保有している人や、資産が大きく増えた人は分散すればよいと思います。20歳で投資を始めるならコツコツと分散投資でやってもよいでしょうが、ある程度の速度で資産を増やすにはしっかりと銘柄研究をしてリスクをとる必要があると今は実感しています。頭ではリスク分散をして大きく増やすという手法ができていると考えていましたが、実際の結果は集中投資に軍配が上がっているのです。要するに良い銘柄(会社が存続する前提で割安という意味)を探し出せることができた場合は、集中投資は鉄板の強さがあるという経験則になります。
これまで僕はリスクは短期投資で取ろうとして、長期投資と短期投資を併用することでパフォーマンスを上げようとしてきました。それなりの成果は出ましたが、少し物足りなさを感じたのです。そこで、全ての分野へのリスク分散をするという手法を日米両方でストップし、今は成長株に力を入れているという状況です。勿論、これからも修正を加えながら自分の投資手法を進化させていきたいと思います。
来年は日本のマーケットが面白いと言われています。皆さんは仕込みを終了したでしょうか。12月は機関投資家がポジションを整理したり税金対策の売りが出たりと、想定外に下げる銘柄も散見されたかと思います。それらを怖いと思ったか、チャンスと感じたかは、その背景をどのように解釈するかによって対応が変わったことと思います。しかし、株はいつ参加してもチャンスはどこかにあります。焦らずに、年末年始を楽しみ、しっかりと英気を養ってよい年をお迎えください。
ブログをお読みくださった方々、ありがとうございました。皆様のご多幸を祈念致します!