相続税・贈与税についての私見 | spider-thread-21のブログ

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最近、あるブログを見ているとお金持ちの高齢者が子供達に財産を相続するときに国は税金をもっと取るべき、という主張をしていました。この方は才能があるのかコロナ禍で下がった株を購入して1億円以上の利益を上げているようです。親もそれなりの資産があるそうなのですが、相続などに期待せず、自分は自分で稼ぐ、というスタンスで奇特な方のようですね。お金持ちの家が代々お金持ちであるのはおかしいので相続税で取り上げればよい、という主張のようです。

 

でも、僕はそう思わないので、生まれて初めてよそさまのブログにコメントを送りました。コメントバックはありませんが・・・(笑)

 

そもそも日本の税収に占める相続税と贈与税の割合は合わせて2%程度です。相続税のようなものを真面目に取っているのは実は世界でも日本くらいではないでしょうか。そして100兆円以上の税収に対して微々たるものなのです。消費税などでは個人事業者がその何倍もの税金逃れをしていると言われています。要は既存のルールの運用で洩れているところが多いのです。

 

実は僕は相続税などなくしてしまえばよいと思っています。どうしてかというと、そもそも相続税を減免する方法はいくらでもあるからです。お金持ちの人たちは合法的な手段でそれを行っています。相続税自体は既に結構な税率ですから少々税率を上げても税収UPの効果は微々たるものです。しかも税金対策をしていない人が本気で対策をすると効果は更に低くなるでしょう。法改正やら何やらの労力に対して効果は小さいと思います。そして税金対策で儲かる人達がいるのですが、決して建設的なお金の循環だとは思えません。お金持ちがお金持ちとの間でお金を融通し合っている構図です。一般的にお金持ちから税金を取るという話は気分がよいかもしれませんが、税収確保のための現実的な話としては、あまり賢明な選択だとは思えません。

 

でも、逆に相続税をなくすことで、もっとスムーズに若い世代にお金が流れるのではないでしょうか。他人であってもすばらしい人であれば、税金負担なく贈与して社会のために使ってもらえばよいと思います。昔の日本はそういう関係があったようですし、それが日本に器の大きな人を育んだ要因の一つだったと思うのです。そしてそのお金を使ってビジネスで勝負するなり、自己研鑽に使ってもらうなりさせてあげればよいでしょう。その方が建設的なお金の循環が生まれると思います。

 

そもそも日本は世界的に見てもかなりフェアな環境が整っていますので、所得格差からくる教育の不平等はないとは言いませんが、チャンスは多くの人にひらかれています。そして、日本ではよほどのお金持ちでない限り、親が少しくらい年収が高くても、こどもの世代が裕福で居続けられるほど不公平で硬直的な社会ではありません。

 

いずれにしても、将来的にはお金のやりとりが更にデジタル化していくと思いますので、税金を逃れることは難しくなっていくだろうと思います。