FIREでは厳しい!? | spider-thread-21のブログ

spider-thread-21のブログ

投資を通して皆が自分らしく生きられることを目標にしています

以前のブログ「要注意!人生100年時代とFIREについて」で、僕はFIREを目指すのは良いとしても、やはり仕事はした方が良いという趣旨のことを書きました。これは収入源についても多様化しリスク分散するのが賢明だと思うからです。今日はその第二弾を書きたいと思います。

 

僕は日本は「夢の国」だと思います。でもアメリカン・ドリームとは明らかに景色が違います。オリンピックでメダルを取って、泣きながら周囲に感謝を示すメダリストと青空のような笑みを浮かべてガッツポーズを取るメダリストとの違いに似ています。どちらが良いという話ではないでしょう。ただし、どちらが無理をして精神的に辛そうかはフラットに見比べた時には歴然としているのではないでしょうか。僕は人は人として自分を生きることが大切だと思います。そうすれば世の中から虐待に似たようなことは消えていくと思います。偉業を達成した人たちはすばらしいのですが、それはほんの一握りの成功者たちだということも留意することが大切だと思います。しかし、夢に向かって頑張っている人たちに、そんなウザイ話をする人は野暮でしょう。だとすれば、日本という国は、何度でもやり直しができるような、ある種の建設的な失敗に対する許容度を上げる必要があると思います。例えば、経営者が大きな失敗をして事業が傾いた場合、その経営者を日本では散々にこき下ろして、その失敗からの学びを次の事業で活かす機会をもぎ取ってしまいます。これは本当に残念な風潮だと思いますし、日本のためによくないと思います。

 

日本は「本音と建て前」の国でもあります。僕の周りで夢を追いかけている人は割といます。例えば、「芸術家になりたい」と言って東京芸大を目指して3年、4年と画塾とバイト生活、「医者になって人の役に立ちたい」ということで4年、5年と浪人生活をしている人たち、女優を目指して昼は劇団、夜はお金のためだけに高級クラブで働く、という生活をしている人たちが実際に周りにいます。皆、魅力的な人たちですが、年を経る毎に説明が難しい影のようなものが出てきます。多分それは得体の知れない世間というものが頭をもたげてくるからなのでしょう。新聞や雑誌の特集で、親族の死を体験して一念発起し、それから10年以上の受験勉強をしてお医者さんになった方の話などを見たことがあります。夢を諦めずに本人が納得のいく人生を送りたいならば、周りがとやかく言う問題ではない、というのは正しいだろうと思います。でも僕は実際にそのような人たちを見ると複雑な気持ちになるのです。投資をしていると特に思うのですが、世の中にはすばらしい投資機会が世界中のあちこちにあり、信念は必要だとしても、一つのことに拘り過ぎない(損切り)ことや、多様性が如何に素晴らしいことで、視野狭窄の罠から救ってくれるか、ということを思い知らされるからなのかも知れません。う~ん、やはりこの問題はテーマとして難しい。。。

 

前述のブログでも書きましたが、僕はFIREをするならば、最低でも5億円は必要だと思っています。リスク係数として5倍程度の裕度を持ちたいからです。1億円程度でFIREをしてしまうと、かなり精神的に辛いと思います。今年は去年程は稼げない年だと僕は思います。上がったら下がるの繰り返しで、上手く投資をしている人でも平均的には3割位の利益だろうと思います。少しタイミングや銘柄選定を外すと今年は利益が出ていない人も結構いるかも知れません。そういう時は追加投資のチャンスが割と転がっているのですが、収入源が株に偏っていると配当を生活費に回しているなら、投資チャンスを逃してしまいます。投資における大敵は焦りだと思います。焦ると負の循環が始まり、蟻地獄から抜け出せなくなるのです。多くの個人投資家が退場するのは、焦りからくる失敗に起因していると思います。中途半端なFIREは構造的に長期的な失敗を導きやすいと思うのです。
 

毎月、ある程度、投資に回せる資金がある人は投機的なスタイルでない限り、中長期的に株で失敗するのは逆に難しいと思います。ですから、僕はFIREを目指すのは良いですが、実行するのは慎重にして欲しいと思うのです。