中国の不動産バブル崩壊懸念などが台頭しています。中国恒大集団のニュースがにわかに関心を集めていますね。
中国の不動産バブルなどは長い間、投資家の間では常識的に分かっているニュースだと思います。これで急に世界がひっくりかえって危機が起きるというのは僕は違うんじゃないかな、って思っています。以前にも書きましたが、金融危機は想定外の事態に直面した時のパニックによって市場が崩れ、そのこと自体が、顕在化していなかった問題を浮上させることで一気に信用収縮が起きることで崩壊に向かうものだと思います。新型コロナで中国はどう動いたでしょうか?ウイルス拡散を克服した模範的な国家であると少し過度なくらいに主張して世界に先駆けて経済回復を成し遂げましたね。経済力増強も狙いつつある意味で国家の威信をかけたのです。不動産バブルの崩壊で世界に対する恥を晒し、共産党の威信を失墜するような事態を起こすのかは僕には疑問です。中国は日本の不動産バブル崩壊の研究をし尽していると言われています。統制経済の強制力は新型コロナの封じ込めで力を発揮しましたし、最近のネット企業への対応でもいかんなく発揮されているのではないでしょうか。中国恒大集団の救済はしないとしても経済崩壊を防ぐ方法はいくらでもあると思います。分かっている問題には対応策があるのが通常です。
問題は、もしパニックが起きた時やその後に、新たな想定外の火種が見つかった時だと思います。全世界の金融当局はこれまでの緩和政策を台無しにせずに国力や経済を力強いものにするための動きをかけるのではないでしょうか。世界の政治は徹頭徹尾、現実主義、利己主義、そして国益至上主義で動くというのが僕の現時点での想定です。
ということで、僕は今週はローテーションをしましたが、投資ポジション自体(金額)の縮小はしていません。いろいろなブログやYouTuberが「危ない!」と警告し、実際に日本の株は今週は一部乱高下しました。たとえば米国の成長株は来週にはパウエルFRB議長がテーパリングについて前向きな発言をする筈だから下げていると説明されたりします。でも、テーパリングは僕にとっては織り込み済みという認識です。実際には成長株でも例えば以前に取り上げたASANAなどはどんどん上昇しています。一般的なニュースには正しい部分とそうでない部分があるということを自ら確認していくことをお勧めします。僕はテーパリングで下げたなら、買い向かうつもりでいます。