投資戦略 二項対立とその向こう側 | spider-thread-21のブログ

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今日は個人投資家がそれなりに短い時間でリスクを抑制しながらどのように稼ぐか、ということについて例をあげながら述べてみたいと思います。

 

物事は議論を分かり易くする為に二項対立の構図で説明されることが多いですね。

 

短期投資か長期投資か?

ファンダメンタルかテクニカルか?

 

でも現実社会ではクリアーカットな正解はありませんので、それらしい答えは両極端にあるのではなく中間に存在します。政治や経済などのリアルの世界はデジタルではなくアナログな世界なのです。そのあたりの匙加減は人の価値観にも左右されますので、答えはあるとも言えるし無いとも言える、禅問答のようなものだと思います。

 

株式投資については、時間軸を長くとると、その会社が存続するGoing Concernである限りは株価は上がるしかありません。理由はシンプルで、株価は市中に流通するマネーストックと連動するからです。お金の総量は絶えず世界全体では増加していますから、購買力平価などを無視すると必ず株価は上がるのです。会社が存続し続けるには利益を出さなければなりませんので、長期的にはバランスシートの資産は増えるしか生き残ってはいけないのです。

 

バブルなどが時々発生しますが、これは世の中からお金が消えるわけではありません。お金が移動しているだけなのです。政府から民間、民間から政府、株式から債券、債券から不動産、などなどです。ゆっくりとお金持ちになりたい場合は、米国など長期的に絶えず成長している国のETFを買うのが安全な投資法になります。要するに倒産リスクを軽減すれば長期的にはマネーマシーンになり得るからです。

 

しかし僕たちは早くお金持ちになりたい。ではどうしたらよいでしょうか。

 

株価は上がるか下がるかしかありません。年初は金利が上がるぞっていう人が沢山いて銀行株が上がりました。でもたった半年で、今は米国10年国債の金利が下がって銀行株は人気がありません。いい加減なものですね。

 

4月から5月は好決算の銘柄が大きく下がる時期でした。多くの人が株式市場が過熱していると考え、一旦は利益確定をしたいと思ったからです。

 

去年から一貫して良いのはSaaS(Service as a Software)関連株ですね。地合いが悪い時でも暴騰したりします。今はSaaS関連で稼いでいる人が沢山いると思います。

 

今年の11月のCOP26にかけては環境関連、エネルギー関連もテーマとなるでしょう。

 

要は時々のトレンドに乗ればそれなりに稼げます。最近は上記のようにトレンドが分かり易いので、有名YouTuberやブロガーの話を聞いてトレンドに乗れば稼げる状況です。

 

ただ、10倍株や20倍株を当てなければ、短期間に大きく稼ぐことが難しいのも事実です。株は上がるか下がるかしかないのですが、上がる時は上場期間の内の一瞬だと言われています。そしてその一瞬を捉えるのが難しい。ストップ高を連発して2倍や3倍になった株を買い迎える度胸がある人は少ないと思います。しかし、それが出来る人は恐らく資産を短期間に10倍にできるのでしょう。

 

実は、株式投資で勝っている人は確率論者だと思います。ソフトバンクが叩かれることが多いようですが、理由は評論家にとってソフトバンクの手法が面白くないからです。孫正義氏が言っているのは確率論だからです。ITを駆使したスタートアップをお金に物を言わせてバスケット買いする。退場する会社もありますが、成長する会社は100倍になる。孫氏の論法では1社が大成功し99社がそこそこでも稼げるのです。ファンダメンタルもテクニカルも関係ありません。単なる確率論でアナリストを必要としていないのです(勿論、各スタートアップの分析は入念にしているでしょうが、通常はその分析が当たる確率は50-50よりも少し高いくらいと言われています)

 

これは実はかなり示唆に富んだ話だと思います。僕たちがリスクを分散しつつもそれなりのスピードでお金持ちになりたいのであれば、よい部分はマネをするのが賢い選択だと思います。

 

ポートフォリオで一定額を米国ETFで運用する。新興国は人口ボーナスも含めて長い目では5倍、10倍になる可能性があるのでETFを一定割合入れる。地域としては東南アジア、南アジア、アフリカ、南米などですね。こういったETF投資は長期ポートフォリオとして組んで、所謂「ほったらかし投資」にして日々の上下運動に一喜一憂する必要はありません。長期投資ですね。

 

そして、次に短期投資を組み入れます。10倍株を短期で見つけるのは難しいので、2,3倍になる株をターゲットにします。

 

僕の場合は、確率論でやっています。事例を二つ紹介したいと思います。

 

菅総理が誕生する際、市場では携帯電話料金の値下げ圧力などが話題になりソフトバンク、NTTドコモ、KDDIなどの株が大きく売られました。配当率も6%前後になり常識的には割安な水準でした。有名YouTuberやブロガーがソフトバンクの配当率が7%を超えたりしていたので推奨していましたが、僕はNTTドコモを1,000万円単位で買いました。理由は、NTTの政府とのつながりです。配当を簡単に下げられないので、下がった株価と配当を両睨みして負ける確率は低かった。そして、もう一つはNTTとの親子上場が廃止される確率も加味しました。ラッキーなことにNTTがドコモを吸収することが買ってから1週間以内に発表されて約40%の利益を上げました。一つ一つの可能性を積み上げて勝つ確率を上げた結果、幸運が舞い降りてきたのだと思っています。1週間で40%の利益率は年率換算で考えると大変良い勝負だと思います。

 

次に、最近のブログ「銘柄紹介:成長株【長期投資】」で紹介した成長株投資です。ここでも二項対立の議論がよくありますね。

 

成長株かバリュー株か

 

これもそれらしい答えは中間にあります。僕は個人的には成長株が好きです。何故なら、成長する会社の株価が上がるのは自然だからで、安いバリュー株は成長率が低いので、安いまま放置され続ける確率が高いと思うからです。ただ、一定割合はバリュー株にも投資して、市場が崩れた時にあまり下がらないバリュー株を持っていて、市場が崩れた時にバリュー株を売って、叩き売られているであろう成長株に資金を移動できるようにしています。

 

僕が成長株に投資する場合の発想は以下の通りです。

 

成長株の経営陣は大概の場合、お金に苦労しています。技術はあるけどお金がない、みたいな感じで、上場して更なる成長を目指します。しかし、資本主義社会は過酷で、先行した資本家が脆弱な資本基盤の会社を飲み込んでしまいます。これが個人投資家にとってはチャンスだと僕は思います。

 

例えば、最近であれば北米のスラックテクノロジーズという会社があります。僕は米国投資では一株から購入できるメリットを活かして成長株をバスケット買いしています。その一つがスラックテクノロジーズだったのですが、この会社はセールスフォースに買収されました。その発表があるとあっという間に株価が高騰しました。技術のある会社を財務基盤が強固な会社が技術開発の時間を買うためにプレミアムを載せて買収する確率は特に米国では案外に高いのです。そのような場合は株価はあっという間に高騰し、その後に財務基盤の強固な買収する側の株が手に入ります。売ってもよいですが、強固な会社の株が安く手に入ったのですから、当分は長期投資銘柄として保有してもよいでしょう。株は安く手に入れたものが勝者になれるゲームだからです。

 

長くなりすぎるので、このくらいにしますが、要するに確率を加味して戦略的に動くことで僕たち個人投資家もそれなりの時間軸で資産を増加させられると思います。

 

参考になれば嬉しいです。