ウォーレン・バフェットのゴールドに関するコメントは以下のようなものがあります。昨日のブログで資本家について書きましたが、バフェットは正に資本家だと思います。
“It’s a lot better to have a goose that keeps laying eggs than a goose that just sits there and eats insurance and storage and a few things like that.”
(費用だけがかかって卵を産まないガチョウよりも、卵を産み続けるガチョウが余程いい!)
ガチョウは株などの資産の例えで、卵は配当などを指しているようですね。
“The idea of digging something up out of the ground, you know, in South Africa or someplace and then transporting it to the United States and putting into the ground, you know, in the Federal Reserve of New York, does not strike me as a terrific asset.”
(南アか何処かの地下から掘り起こしたものを、わざわざニューヨークまで運んできてFRBの地下に眠らせておくような資産に興味はない!)
要するに、ゴールドは何も生み出さず、永遠に1オンスのゴールドは1オンスのゴールドのままだ、というわけです。
これらのコメントはバフェットが本質的に長期投資家であることをよく示す言葉だと思います(短気な部分はあるように思いますが・・・それは多分、一種の損切りの名手なのでしょう)
以前のブログで、書きましたが、「投機」は売る為に買う行為と定義する場合もあります。別の言い方をすると、「値段の上がり下がりだけにかける世界」なのです。ゴールドはインフレ時のヘッジとして有効な資産と言われますが、別に何かを生み出す訳ではありません。バフェットにとっては投資対象ではなく、「眺めたり撫でたりするくらい」のものだということのようです。
投資とは資産自体が源泉となって付加価値を生み出し続けるものだということのようです。基本的なスタンスとして、インフレが来ようが、経済危機が来ようが、その資産を持つことで、長期的に利益を生み出し続ける源泉となるものを購入するという考え方を徹底しているからこそのコメントですね。これは昨日のブログで書いた「資本家」の発想そのものであり、バフェットが市場で競争にならないような優位性を持つ企業を好んで投資する所以ですね。永遠に金の卵を産み続けるガチョウです。
僕に関しては、グースではなくチキンなのか、やっぱりインフレは怖いので、ゴールドはポートフォリオに組み入れています。保険のようなものですね。でもバフェットのコメントは示唆に富んでいますし尊敬に値します。