短期投資 実践編!【フェローテック】 | spider-thread-21のブログ

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ある方が「投資」と「投機」の違いを聞かれて「売る為に買わないのが投資、売る為に買うのが投機」と言っていました。これは視点の違いとも言えますが、まあ一種の社会風刺でもありますね。「投資」と言えば利他的な響きもあり恰好が良いのですが、「投機」は何となく利己的な響きです。結局はお金持ちになりたいんでしょっ?はっきり言えば?という風にも聞こえるのは僕だけでしょうか。

 

およそ株式投資をするのであれば、億万長者でもない限り、「安く買って高く売る」を全力で追及すべきだと思います。慈善事業に関心があれば、すばらしいことだと思うので中途半端に株式投資と絡めずにやればよいですものね。

 

ですので「株で稼ぐ」ということを目的に短期投資の方法について僕が今、実践している方法やその考え方をご紹介したいと思います。

 

短期投資は人の欲望が渦巻く世界だと思います。

 

僕は今週、フェローテックという株で売買を開始しました。先週5月14日(金)15:30に決算発表があり21年3月期の経常利益が前期比76.6%増、22年3月期は85.9%増という内容でした。ゴールデンウィーク前は2,500円を何度か超えましたが、そのあたりの抵抗ラインは突破できず決算を迎えたのです。そして、上に書いた三期ぶりの最高益更新となったわけです。

 

今週17日(月)は14日(金)の終値2,200円から11%以上も上昇した2,450円が始値となりました。しかし、だんだんと売られ、終値は2,230円、火曜日は2,165円、水曜日は2,142円となりました。不思議な感じですね。フェローテックは半導体関連株です。念のために付け加えると、「投資戦略の発想法① 半導体株は怖い!?」で書いた通り、半導体株は投資初心者にはお薦めしていませんのでご注意ください。この銘柄は僕が今実際に売買をしているものの一つですので、実践例を使って僕の考え方をお伝えするのが目的となっています。数ある考え方の一つとして参考になれば幸いです。

 

さて、乱高下が怖い半導体株ですが、僕は昨日19日(水)にフェローテックの買いを入れ、平均単価は2,150円程度となりました。僕の想定は以下の通りです。ソニーや村田製作所などの好調の株も最近は株価が大きく下落したので、多くの投資家はフェローテックも同じ道を辿ると心配しているのではないか。そして、今の内に利益を確定しなければ大きく下げていくのでは・・・、と考えられているのではないか、と。

 

特にフェローテックは過去に2,000円台に上昇した後に大きく下げています。株価が高値を付けたのは、2008年、2011年そして2018年の3回です。しかし、2011年と2018年については4月、5月以降に下落が始まり、2011年末ごろには800円を切って2012年末には300円を切りました。その後、2017年後半から上昇が本格化しましたが、ピークも束の間、2018年末には800円を切り、その後、下落トレンドが続いてコロナショックでは500円程度まで下がりました。要するに2,000円台に長く留まらなかった過去のトラウマがあるのです。そして投資家を不安にさせる要因はその都度確かに存在していました。

 

しかし、この株、当時と今は随分と違うのです。太陽電池関連ビジネスの減損処理を何度かし、やっと撤退したわけで、今はかなり体質のよい会社となりました。半導体ウエハでもプライムや再生ウエハ、そして、半導体製造工程で使われるセラミック製品などの消耗品ビジネスなど、フローとストック両方で利益体質が改善されています。今回の下落は似た様な会社であるRSテクノロジーズの株価下落に引っ張られた部分もあるかも知れませんが、リスク分散の度合い、下落の理由などは余り考慮されていないようです。要は損をしたくない人たちや下落で儲かる人たちが入り混じっているようなのです。

 

フェローテックはチャレンジする社風なのか、時々、訴訟問題などで引当金を計上したりするので投資家はヒヤヒヤするかも知れませんが、私は、これらは会社の経営ノウハウを向上させるものだと感じています。少し前に、中国ビジネスで実績のある方が社長になり、加えて、長期目線のファンドと言われるアドバンテッジパートナーズから経営アドバイスも得ているようです。外部のプロ集団を活用する姿勢もよいと思います。

 

もともと真空シールやサーモモジュールなどの製品で高いシェアを持ち、それらの営業活動で得た知見をもとにM&Aなどを活用しながら成長した会社です。経営手法はかなりアグレッシブですが、日本の会社の中では異質なほどに世界を意識したガッツを感じさせてくれます。ですので、僕は上に書いたような株価の乱高下リスクはありますが、高く評価できる企業だと思っています。

 

ただし、僕は長期保有は考えていません。今回はそれなりの金額の買いを入れましたが、既に30%は売却しました。残りも状況を見ながら段階的に処分します。短期投資とはそういうものなのです。僕はこの会社は更に成長すると予想していますし、株価も4,000円以上でも不思議はないように感じています。だからこそ短期投資もできるのです。危ない会社には短期投資もできませんね。しかし、銘柄はいくらでもあるので現時点でこの銘柄に拘りません。もしも、この会社を長期で保有する場合は、別の機会に大きく下げたときや他の魅力的な理由が分かったときになるでしょう。売った後に、大きく上げても後悔はないのです。