不登校・登校渋りになるときに、
「疎外感」なるものを感じたことがひきがねになっていることがよくあります。
小学校の低学年のときと、
高学年以降での不登校や登校渋りになる原因は基本的に違います。
一言で言うと、
前者は親子関係(主に母親との関係)から生じているもので、
後者の場合は親子関係を背景としつつ
本人の変化・成長に伴う心の揺れ動きから生じているものと言えます。
今回は、後者に焦点を当てて、
そこに「疎外感」というものが存在していることが多いことを明らかにしていきます。
子どもたちが学校に行きたくない気持ちになるのは、
それまではあまり気にならなかったのが、
次第に学校(クラス)になじめなくなっていったことによります。
仲間外れにされていると感じたり、
周りから嫌われているように感じたり、
つまり、それまでのように、
先生や友達から受け入れられ愛されているという感じが大きく減っていくのです。
客観的には、周りがいつでも誰でも自分に注目し愛情を示してくれるということは
通常はあり得ないことなのですが、
それまでは特に気にならなかったのがやたら気になりだして、
周りが自分に対して冷たくなった、
無関心になったと感じて、
自分が全否定されてしまったかのように思い込んでしまうのです。
これはあくまで本人がそう感じることであって、
周りから見れば客観的には特に何も変わってはいなくても、
本人にとっては一度気になるとそれは修正が難しい「事実」となっていくのです。
こうして、学校生活の中で「孤独感」を感じて、
学校に自分の居場所がなくなったとの思いが募っていくのです。
こうして、自分だけが社会から切り離されているという
疎外感を抱いていくのです。
「自分はここにいてはいけないらしい」と感じることでの傷つきが生じると、
「そもそも自分は存在していて良いのか?」
「自分は存在に値しない不要な無意味な人間なのではないだろうか?」
という本質的な不安にも発展しかねないのです。
疎外感とは
「周囲から孤立し、必要とされていない」
「排除されていると感じる」といった意味で使用されることが多いですが、
簡単に言えば「仲間はずれにされている状態」と言えます。
疎外には、「人を嫌い、のけものにする・排除する」といった意味があります。
つまり疎外感は
「のけものにされている」
「周囲から孤立している(させられている)」
「必要とされていない」と感じる感覚と言えます。
これに似たものとして「孤独感」は、
周囲に人がいない状態に対して「寂しい」と感じる状態です。
疎外感は、周囲に人がいるにもかかわらず心や思考のつながりを感じられない状態であり、
孤独感は周囲に人がおらず寂しさを感じている状態を指すと言えます。
では、なぜ小学校高学年になるとこういうことが起きるのでしょうか。
そもそも、疎外感を感じやすい人がいます。
それは、第一に自己肯定感が低い人です。
つまり、自分の能力やスキルを否定しがちな人は、
自分を責める傾向が強いです。
最終的に「周囲に合わせられない自分が悪い」
「自分は普通じゃない」と、
自分を追い詰めてしまい、ますます疎外感が強くなります。
第二に、心配性な人です。
「こんなことを言って嫌われたらどうしよう」
「自分だけがこんな行動をするとおかしいと思われるかも」など、
他人の目を気にしすぎる人は、
周りが思ったような反応をしてくれないと、
疎外感を感じうろたえてしまう可能性があります。
第三に、大人数でいるのが苦手な人です。
このタイプはそれ以前からそれを感じていたのですが、
周りからのフォローもあって何とかなっていたというものです。
「全員と適度な距離を保たなければいけない。仲良くしなければいけない」など、
自分独自のルールにとらわれて苦しんでいる人もいます。
第四に、周囲に対して強い警戒心を持っている人です。
これもそれ以前からそのせいで周りとは距離を置きがちになっていた人です。
第五に好かれたいと感じている人です。
「好かれたい」「褒められたい」「いい人と思われたい」など、
承認欲求が強い人は、その場の雰囲気に合わせようと必死で努力し、行動します。
素の自分ではダメだと、別のキャラクターを演じるなどして
過剰に人間関係に気を遣う。
そして、思ったほど評価が得られない、
他者とのつながりを感じられないと言った状態に陥ると、
「失敗した」「仲間に入れなくて辛い」と疎外感を感じやすくなります。
これらのいずれのタイプにも共通するのが、
実はその子の親もそういうタイプだということです。
親自身が、そうした自分に生きづらさを感じながら
だましだまし社会生活を送ってきたのです。
親自身が社会の中に、あるいは家庭の中で、
自分の真の居場所を持てずにいるのです。
子どもが思春期を迎え始めると、
まさにこういった親の問題が自分自身のこととして突きつけられてくるため、
かといってそれを親のせいにするわけにもいかない(と感じる)ので、
一人で悩み苦しみ出すのです。
さて、人が孤独を嫌うのは、
「人は誰かと一緒にいるべき」という考えがあるからです。
人が疎外感で苦しむのは、
「人は一人では生きていけない」と思い込んでいるからです。
本当は、誰かと一緒にいなければいけないわけでも、
一人で生きていってはいけないわけではないのです。
孤独感も疎外感も、
自分次第で心休まる時間にすることができるものなのです。
要は心の持ちようということになります。
「孤独」な自分を愛おしく優しく抱きしめ、
孤独な自分をそのまま受け止め、
受け入れていけるようになることが大切で、
ちょうどこの時期には、
そういう心の揺れ動きを自分では自覚できないまま、
ただただこれまでと違う自分が目の前にいることに驚き、
そして呆然と立ち尽くしてしまいがちなのです。
それを乗り越えていくためには、
自分の中の心のエネルギーが必要になります。
そういうときに限って心のエネルギーは残り少ない状態になっているため、
今の自分を何とか支えるだけでいっぱいいっぱいになるのです。
エネルギーの補充、充電期間が必要になるのです。
そして、もう一つ重要なことは、
この時期に疎外感から不登校になる子どもたちの多くは、
スターシードだったりします。
スターシードたちは、
地球での人生において深い孤独を感じることが多いと言われています。
周りの人と話が合わない、理解されない、居場所がないと感じるのです。
これは、その人の魂が周りの人たちより高い次元の波動を持っていて、
その人の波動が周りの人とは違うからであって、
地球の重い波動には馴染めないからなのです。
スターシードは、
地球の今の状況、社会の仕組みなどに強い違和感を感じていて、
それらは間違っていると知っているので、
それに妥協したり同調したりすることができないのです。
特に思春期を前にして
本来の自分と周りとのずれや違いに意識が向かい出すと、
もはや後戻りできなくなるわけです。
このときに、その子に必要なメッセージは、
「あなたは一人ではない。あなたは孤独ではない。」というものです。
「あなたは常に見守られ愛されています。
宇宙の存在たちが、あなたをいつでもサポートしています。
さまざまな存在があなたと共にいます。
もしまだ出会っていないとしても、完璧なタイミングであなたは出会います。」
こういうメッセージを、周りの大人たちが投げかけてあげることです。
不登校の原因探しをしても意味がないのです。