シュッサン!!~分娩②きー坊誕生~ | ある夫婦の幸せの2ページ目 ~パパとママになりました~

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約3年間の不妊症治療の末、体外受精で妊娠しました!!
お腹にやってきてくれたベビの記録。2013年秋から2人目治療ものんびり開始しました。2015年5月IVFにてたった一個の受精卵で2人目妊娠しました☆

昨日はくー坊、昼間一日中寝てました。
3時間おきに「腹減った」と泣くものの、お乳を飲んだらすぐに寝る…。

なんて静かな一日なんだと思ったのもつかの間、夕方すぎたら絶好調でぐずりだしました。


DA----YO----NE----!



~本題~

とにかくウンチングスタイルがあたしには合ってるみたいで、うろうろしては痛みが来たらウンチングスタイル…を繰り返す。


その痛みの感覚が狭くなってきたころ、助産婦さんによって

ナース『よし!!!産むスタイルになろう!!ご主人外だね?呼んできて!』

ともう一人の助産婦さんにオットちゃんは呼ばれる。


オカンと妹は「さすがに立ち会いは無理!」ということで、オットちゃんと交代で外にでる。

助産婦さんの提案で『四つん這いになってみない?』と言われて、分娩台に四つん這いになってみる。
が、そのスタイルで痛みの波が襲ってきても、なんだか力が入らず…。


ミニー「や、やりにくい…」


と訴える。


そして「やっぱりウンチングスタイルか?」って事で、今度は分娩台にウンチングスタイルをする。
オットちゃんは後ろ向きに分娩台の前に座っていて、痛みの波が襲ってきたら、オットちゃんの背中側から首に捕まっていきむ!!

というスタイル。

やっぱりこれは合ってるみたいで、しばらく続けてみたんだけどやっぱり痛みが遠のいたりするのね?


冷静にあたしも

ミニー「駄目ですね、痛みが落ち着いちゃった」

なんて言っていたし。


助産婦さんにきー坊の心拍チェックのついでに「ちょっと横になる?」と言われて横になったとたん、直感で

ミニー「このスタイルでいく!!!」


そう!まさに基本的な分娩スタイル!!!
やっぱりこれなんだ(笑)


助産婦さんによって分娩台が、ベッド仕様から基本的な分娩台仕様に変化される。
(痛みに耐えつつ「画期的なベッドだな、こりゃ」と思う(笑))


オットちゃんは、助産婦さんの指示であたしの頭側に移動して座り、しばらくはあたしの左手を握っていきむたびに「ぎゅーーーーーーーーー」としてくれる。


が!!!


ふとあたしはオットちゃんのほうをいきみながら見ると・・・・。


下向いてる!!
(産み終わった後「あんた下向いてたね?感動の瞬間見てなかったね?」と聞いたら「だってやっぱり怖いじゃん!!」と言っていた…)


なんて冷静に思う(笑)



と、思ったら、突然



バシャン!!!



と音がして、完全破水!!



これには助産婦さんもびっくり。


そしてあたしは






え?産まれた?





と思うが、助産婦さんに「破水」と言われて、少々がっかり(笑)

破水してしまったので念のため抗生物質?の薬を飲まされる。



破水のおかげか?どんどんいきみたい感じが襲って分娩が進み、助産婦さんの提案で

ナース「さっきのウンチングスタイルみたいにしたいから、足置く部分をもっと上に持っていって」

とよくある分娩台の足を置く位置よりも上に持っていかれて、さらに


ナース「ご主人と手をつながなくてもいい??左手も手すりに捕まってほしいの!そしていきみたくなったら、その手すりを手前に引っ張る感じでいきんでみて!!ご主人はいきんだら奥様の頭をもちあげて!お腹が見えるようにしてあげて!」


と指示されてその通りに。






その結果一気に進んだようで?


助産婦さんの

ナース「上手!上手!!!いきみ方上手!このまま頑張って~!!!」


という応援に「ほんとに!?」と思いながらもいきみ、


そして


ミニー「やべーーーー骨盤が割れるーーーーーーーー」


という痛みが加わり


ナース「赤ちゃん、見えてきた!!!!」


の一言で、まわりが一気に


ナース「もうちょっと!」


となり、知らぬ間に増えたスタッフによって、あたしのパジャマの前は開かれ

ナース「カンガエルーケアの用意するからね!」


とか


ナース「ご主人、あと少しだよ!産声撮る準備できてる!?」


などとあわただしくはじまり。

その合間にも「いきめ!!」と言われたらいきみつつ、


ナース「頭出てきたよ!ほら!!触って!これ赤ちゃんの頭だよ!!!」


と頭を触った瞬間、いきみがどわーーーーーーーーっと襲ってきて、










きー坊この世に産まれる。





2010年12月28日0時03分
体重2980g
身長52cm







あたしゃその瞬間、あんまり覚えて居りません。





助産婦さんやみんなが


ナース「産まれたよー!!!!!」



と叫んだのと、なんだか体がすっきりした感じしか覚えてない。
気が付いたら、ぼーーーっと天井見てて「あ~産まれたんだ~」と思っていた。

意識が戻ってきたと同時になぜか外で待ってるオトンやオカンにも伝えてあげなくちゃ!!と思って、へその緒がつながっていようがいまいがとにかく早くみせてあげなくちゃ!!!と


ミニー「外で待ってる親に教えてあげてください!中に入れてあげてください!」


と訴える(笑)


そしてその間にへその緒が切られ簡単だけど処理されたきー坊が「男の子ですよ!」と言われながらお腹に乗っかってきて、そしたらぶわ~~~~っとなにかよくわからない感情が襲ってきて、


ミニー「あんた!よく出てきたね!!!!」


と言っていた。

自分が産んだ時、きー坊になんて声をかけるんだろう???と思っていたが、口から出てこの一言がこの一言でよかった。。。

と後から思う(笑)


オットちゃんの顔を見たら、オットちゃんもすっきりした感じの顔をしてて、




そして一言。






ミッキー「髪の毛、多くね?」





といった。


オットちゃん、産まれてきて一言目が・・・・・それ!?


けど、そんな一言に突っ込むより先に、オットちゃんには言いたいことがあって

ミニー「産まれたね!ご苦労様」

と伝えたら、オットちゃんは

ミッキー「俺よりお前がご苦労様!!よく頑張ったね!!お疲れ様!」

と頭をなでなでしてくれた泣


そんなちょっとじんわりしてる間に、どやどやとオトン、オカン、妹ちゃんが入ってきて、





大騒ぎになった(笑)





産まれたてのきー坊をみて、『髪がふさふさ!!』とか『かわいい!』とか『顔がしわくちゃ!』だとか言いたい放題。


オトンに関しちゃあたしゃカンガルーケア中でおっぱいポロリなのに、携帯で写メをパシャパシャ撮っていた・・・・。
(後日、あたしはのおっぱいポロリ写真が、親戚一同&父ちゃん仕事仲間に送られてることを知る・・・まぁ、もう送ってしまったのでしゃーない。あたしのおっぱいでよけりゃ見とくれ!)



そして、カンガルーケアしながら、オットちゃんは写真を撮ったりみんなでワイワイやりながら下半身は後処理が進んで行き、その合間に助産婦さんによってきー坊の口にあたしのビーチクがくわえさせられると、



チューチュー吸った!!!!



これには驚いたほえ~
本当に吸うんだ!産まれたての子でも!!

ナース「吸ってもらったほうが子宮の戻りが早いからね!」

と言われてチューチュー吸わせていたが、きー坊はつるつる滑るのよ(笑)
結局おっぱい時間はほんのちょっとで終わったけどね。



そのうち、どうやらあたしのオマタは裂けていたようで、縫われ始める。


が!!!


これがまたチョーーーーーーーーーーーーーー痛い!!!!
どうやら裂けたのがお尻の穴とオマタの間の奥のほうらしく。

また分娩が始まったかのようにあたしの息遣いが荒くなり泣オカン達は一時分娩台が見えないソファーへ。
オットちゃんはあたしがかなりつらそうにしてるので、手を握って気を紛らわせてくれるが、痛い。

痛みどめの注射がされたけど、それでも痛い。
そのうち先生がもう一人やってきて2人がかりであーだこーだとまた縫われ泣


その時間、『30分近くは縫っていた』BYオカン


やっと終わった~となったあと、バースプラン通りに全員で記念撮影。



そしてオカン達は写真を撮ったので

バカボンのママ「また来るからね!!ゆっくり休みなさい!」

と帰って行った。



そしてふと、あたしはオットちゃんに

ミニー「ところでこの子は何時に産まれたの?っていうか、今、何時?」

ミッキー「0時03分に産まれたから28日になっちゃったよ。ちなみに今は1時過ぎ」

そう、オカン達は家に着いたのが3時だと言っていた。
妹ちゃんに関したら次の日5時から仕事だったので、ほとんど寝ずに行ったらしい…。


申し訳ない。


オカン達が帰った後は、後片付けの助産婦さんとのんびり。

のんびりした空気が流れていたのでオットちゃんはソファーに座った途端、どうやら寝始めたみたいで分娩室にオットちゃんのいびきが聞こえ始める。


と思ったら、そのあとガンッ!!


と音が。

あたしはソファーが見えないから「?」だったんだけど…助産婦さんが

ナース『あはは!ご主人もお疲れですよね』

って。


オットちゃん、ソファーの横に置いて立ったデスクに思いっきり頭をぶつけたらしい。。。。
いろいろやってくれますよ。

これ以外にも「そろそろ分娩室から病室へ移動しましょうか」となったときに、助産婦さんに「トイレに行きましょう」とあたしが言われて、お腹にずっと乗っていたきー坊を助産婦さんは

ナース「パパ!ママはトイレに行くのでその間赤ちゃんを抱っこしてみましょうか?」

と提案。
それまでずっとあたしのお腹の上にきー坊はのっていたのでね、パパ初抱っこ!という感動場面。


が。


ミッキー「え!!??無理です!!


拒否。


オットちゃんは産まれたての赤ちゃんを抱くなんて「怖すぎる!!!」って事だったらしいが、「断るんかい!」と助産婦さんも思ったに違いない(笑)

まぁ、そこは助産婦さん、抱き方を教えて無理にでも抱かせてたsss


あたしはそれより陣痛に耐えてる間トイレに何度も行かされたけど尿がです、2回も管を入れられて尿を出していたので、『またトイレに行っても出なかったら管入れます』と言われて、

ミニー『マタが痛いけどこうなりゃ無理にでも出してやる!』

と気合いい入れてトイレに行ったら無事に出た(笑)
尿管回避ほっ


おもろいことはいろいろあり、オマタが縫われてる間に助産婦さんが「ママに栄養あげてください」など言って、オットちゃんが妹ちゃんに

ミッキー「そこにチョコがあるからとって~。そんでH&H。の口に入れてあげてくんない?」

とまた紗々登場(笑)

妹ちゃん、言われたとおりに封を開けチョコをあたしの口に入れる前に、きー坊の口に入れようとしてその場にいたオットちゃんや助産婦さんに

「そこじゃない!」

と突っ込まれたり(笑)

オマタは縫われて痛かったけど汗これにはあたしも笑った!

そして産み終わったあとの紗々は非常に美味くて立て続けに3つ食って、オットちゃんにあの一言で突っ込まれる(①参照)






H&H。産まれて初めての分娩は、こんな感じでした。


間隔が空くたびにきー坊の心拍チェックしてましたが、きー坊の心拍がいつでも元気いっぱいなので、助産婦さんが


ナース「赤ちゃん元気だからお母さんの力だけでで産もう!!」


と何度も言われた。
ので、結果として促進剤も使わなきゃ、押し出されることもなく、吸われることもなく終わる。


『笑って産みたい』とバースプランに書いたけど、多少は笑って産めたような気がする。

いろんな人が笑いを与えてくれたから(笑)


陣痛に耐えてる間、一回だけ『痛い!!』と言ってしまったのだけど、その時ものすごく痛みが強くなった気がして、それから一度も『痛い』とは口に出さなかった。

その次に「痛い」と口にしたのは、オマタが縫われてる時(笑)

これはきっとおススメだと思う。
口にしないほうが痛みが和らぐ!


ソフロロジー出産のCDは何回か聞いたけど、その通りにはできなかった。
それどころじゃなくて(笑)


けど、痛みにたえながら何度も口にしたのは

『頑張って!!赤ちゃん、頑張って!!あたしも頑張るから赤ちゃん頑張って!』

常にこれを口にしてたので、オットちゃんは腰をさすりながら

『そうだよ!おまえは頑張ってる!!』

と言ってくれていた。


だからか、オットちゃんがちょっとでも席をはずすと、痛みが襲ってきたときにものすごく不安になった。
仲間がいない…みたいな感覚かな?


とにかくオットちゃんがずっと傍にいてくれて、本当に助かった。
だから、オットちゃんにはものすごく感謝しております。
2人で出産した!という気分になりましたもの。




そして、オットちゃんの感想は?と言うと

ミッキー「今までやってきたロケより大変。だってロケスケみたいのあるわけじゃないから、いつ産まれるかわからないんだもん。終わりが見えない…大変だった…。」

だそうだ。


仕事と比較(笑)


が、オットちゃん、仕事関係者や友人に

『かみさんが頑張ってくれた』

と言ってくれたみたいで、共通の知り合いの方からひっきりなしに

『大変だったんだって?ご苦労様!』

とメールが来た。


うれしい限り。



『大変だった』とここには書いたけど、前日朝4時から始まった陣痛からカウントされて20時間の分娩時間(分娩室滞在時間12時間)は、うちの病院の助産婦さんいわく


『アベレージ!』


だそうで、とくに「大変」でもないらしい(笑)



DA----YO----NE-------!



けど、しばらく出産は遠慮したい・・・これ、あたしゃの総まとめ。





※ひじょーーーーーに長くなりましたが、出産レポこれにて終了!
お付き合いありがとうございました。