シュッサン!!~分娩①~ | ある夫婦の幸せの2ページ目 ~パパとママになりました~

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約3年間の不妊症治療の末、体外受精で妊娠しました!!
お腹にやってきてくれたベビの記録。2013年秋から2人目治療ものんびり開始しました。2015年5月IVFにてたった一個の受精卵で2人目妊娠しました☆

※記事が途中で切れていた・・・・ので再更新。

しばらくPCの前に座れない日々…。

オットちゃんも年明けなにかと忙しく、結局オットちゃんのMacbookも借りれず。
実家はディスクトップPCなので、なかなか落ち着いて座ってられず。

ってことで、オットちゃんと

『育児中はきっとディスクトップPCの前にゆっくり座ってる暇なしだろう』

ってことで、ノートPC購入を考えてます。

もうどんなのでもいい(笑)
ネットとかできりゃー気分転換になるし!!

安くて使い勝手がよけりゃそれでいい!!


もうあたしのシュッサンご褒美じゃ!!!!!




~本題~

あたしの入った分娩室は、おそらくあの病院じゃシンプルな部屋だと思ふ。

分娩台にトイレ、二人掛けのソファー、ソファーの真横にPCが置いてあるデスク(ここ覚えておいて)
だいたい20畳ぐらいの部屋じゃなかろうか?

ちなみにあたしの病院の分娩室は和室付などもあるのでね。


バースプラン通り、オットちゃんに鞄の中から持ってきた「レモングラス」のアロマを出してもらって、それを助産婦さんに渡す。

が、このアロマ、2時間ぐらい放置されていた。
痛みと戦いつつも「一体いつになったらレモングラスのいい香りがしてくるんじゃーー」と思う。


入ってしばらくは、前もって分娩室にかかってたクラシックを聴きつつ、痛みに耐える。

ちょうど分娩室に入ったのが昼だったので、分娩室に昼飯が届くが、やっぱり食べれずおにぎりに。
一口サイズのおにぎり3つを、オットちゃんが痛みの波に合わせて腰をさすりながら

「はい!食べて!一口でもいいから食べて」

と口に運んでくる。

「いらん!!」

というときもあれば、素直に食べる時もあり。

が、素直に一口食べた後、オットちゃんは決まってポカリも渡してくるので…。

「ポカリとおにぎりなんて合わない!!!

とたびたびキレる(笑)

そのたびに助産婦さんが「アハハハ」と笑って

「お茶なら飲めるね~?」

って昼飯と一緒についてきたお茶を助産婦さんは飲ませてくれて、天使に思えた


しばらくの間は分娩台の横に丸椅子を起きそれに座り、分娩台に「ジンツウクッション」を置いて、痛みの波が襲ってきたら、ジンツウクッションに顔をうずめて

「ううううううううううううううう」

とまさに「う」だけを言って耐えていた。


なんせ長い時間分娩室にいたので、いろいろな助産婦さんが様子を見に来てくれた。

一度、病院の両親学級の時の司会の助産婦さんが来て、

「はじめまして~ってあれ?はじめましてじゃなかった~!」

あたしもオットちゃんも「あ!どうも~」みたいになり(笑)

「どう~?」

「どーですかね~?結構間隔開けずに痛がってますけどね?」

なんて会話をしてるのを痛みに耐えつつも聞いていて、痛みがなくなったときに

「年内に産めるよー!!!」

と一言伝えた(笑)
両親学級の時に、この助産婦さんが「年末年始予定日の人はたいてい年内に産みたいっていう。税金問題で」と話していたので、それだけどうしても言いたかったのだな。

その時のあたしは

「ぶはははは!!!よかったじゃん!希望通り!年内どころか今日中に産まれると思うよ!!頑張れ~!!」

「どのくらいで産まれますかね?」

「このまま痛みが強くなってくれれば、夕方ぐらいには産まれるかもね?
(のちにこれがまた事を起こす)


この会話を聞いて、あたしも「夕方か!!よっしゃ!あと少し!」と思っていた。
そしてオットちゃんはこれを信じて、うちのオトン、そして義妹ちゃんに「夕方ぐらいには産まれそう」とメールをする。


オットちゃんはどのタイミングかは忘れたが、クラシックからあたしが持ってきた嵐ベストにCDをチェンジしてくれて、分娩室にいきなりジャニ空気が流れる(笑)
そしてこの嵐のベストはエンドレスに産まれるまで流れる…。
(きっとこの時付き合ってくれた助産婦さんも全員「しばらく嵐は聞きたくない」と思ってるに違ない


なかなかおにぎりが進まないあたしを見て、助産婦さんがオットちゃんに

「コンビニでプリンとかウィダーインとかのゼリー状の飲料買ってきて。口に含ませやすいやつ。あとはチョコレートとか。一口サイズになってるやつね」

と指示されて買いに行く。

その時「あぁそーいえば、ウィダーインとか持ってくるように言われてたな」と思い出す(笑)

そして助産婦さんによって「ウィダーイン」を与えられたが、これがまた進む!!!!
一気に飲み干す。

が、チョコ。

オットちゃんが「ほれっ」と口の中に買ってきた「紗々」を入れたとたん口の中にあまったりーーーーーのが広がり、これがまたやる気をなくす(笑)、で、つい・・・


「チョコは嫌いって言ったじゃん!!!!」


と叫ぶ。


ええええ!!!そんなの初めて聞いたよ!!チョコケーキ食うじゃん!

と陣痛に耐えてる妻に冷静に突っ込む。


そらそーだ。
チョコが嫌いなんて言ったことはない(笑)

チョコは「苦手」だけど「嫌い」じゃない。

オットちゃんはよっぽどこれにびっくりしたのか、産んだ直後

「お前がチョコが嫌いなんて知らなかった」

と再び突っ込んだ。


分娩室に時計が2つあったのだけど、なぜかひとつは1時間早く進んでいて、あたしが常に見ていた時計は進んでるほうだったので、痛みに耐えつつ

「さっき夕方って言われたのに!もうこんな時間なのに!いつ産まれるのーーー!」

と、4時(つまり3時)辺りは思っていた


それから今度は生理痛の痛みの波とは別に、「きー坊(まだ産まれてないのでね)が降りてくる!という感覚がわかる痛み」が加わる。
「うううう」から「ああああ」に変わる(笑)

ぶっちゃけいうと、ずっと「いきみたい」ってどんな感覚かわからず。

これが「いきむ???」と思いつつ、その生理痛より痛い痛みに耐える。
生理痛の痛みから、だんだん痛みが大きくなってきて、絶叫する感じ?
で、その絶叫を超えたあたりから助産婦さんが「はぁはぁって息すれば痛みが治まるから」と言われて、その通りに痛みを逃していく。

これが「いきむのを逃すって言うのか?」とまた冷静に思いながら、繰り返す。

丸椅子から分娩台に横になってこの痛みに耐えることにする。
おそらく助産婦さんたちはこのままこの体制で出産に持っていけると思っていたに違いない。

オットちゃんは分娩台のあたしの頭のあたりに座って、あたしがこの痛みの波に来た時に手をぎゅーーーっと握って一緒になって耐えてくれていた。

そんな状況のなか、妹が分娩室へ入ってくる。
あたしはバースプランに「駆けつけてくれた人と写真が撮りたい」と書いていたので、助産婦さんが妹とわかったら中に入れてくれたのだが!!

妹はわけもわからず中に入ってしまったのだ。
あたしは、妹が「あたしは分娩なんて立ち会えない!そういうの苦手」と言っていたのに入ってきたから

「なんで入ってきちゃったのー!!!!」

と思う。

案の定、妹はあたしが「あああああ」と痛みに耐えてる間、手を合わせて泣きながら拝んでた(笑)
入ってしまったもののどうやって出ればいいのかわからなかったらしく、とにかく「頑張って!」と思ってそうするしかなかったらしい。

かわいそうに・・・・。


が、妹の思いとは別に一向に分娩に進めず。
なんどもきー坊の心拍をチェックするけど、きー坊はいたって元気。


そしたら助産婦さんが

「歩こう!!とにかく歩いたら重力で赤ちゃんが降りてくるから!そのほうが早く進む!!!」

と言うので、分娩台から降りて痛みが襲ってこない時間は分娩室の中をうろうろする。
そして痛みが襲ってきたら、先ほどの丸椅子に座って痛みに耐える。

オットちゃんはずっと手を握ってることから解放されたのであたしがうろうろしてる間ソファーに座って




寝てた( ̄□ ̄;)




寝てる・・・・と思うが、突っ込む余裕はなし。



そうしてるうちに、今度は「夕方には産まれるだろう」と駆けつけてきた、オトンとオカンも分娩室へ入ってくる。


あたし的には「どっひゃー!!!」だ。
まさかみんなして入ってるとは(笑)


そして入ってしまってどっひゃーなのは、オトンやオカンもそうで。

「え!?ここで産むの!!??え?ここで!?」

「まだ産まれてなかったの!?ね?長くない??長くない????」

「あいつ(あたしのこと)の叫び声、うるさいんだけど」

などとプチパニックになり、助産婦さんに追い出される(笑)


が、そのうち冷静さを取り戻したオカンと妹ちゃんが分娩室に入ってきてくれて、ソファーで首をコクコクしてるオットちゃんを見て

「代わってあげる!オットちゃん外でちょっと寝ておいで!最後に立ち会うんでしょ!!あたし達も最後まで付き合うから!」

と言ってくれて、オカンがあたしに付き合ってくれる。


オカンはオットちゃんの代わりにあたしの背中をさすって

「頑張れ!赤ちゃん早く出ておいで!!ママ頑張ってるから早く出て顔を見せてちょーだいな!」

と繰り返し言ってくれる。

それにちょっとウルっとして(笑)

「そうだ!!早くばあちゃんに顔を見せてあげろー」

とあたしも叫ぶ(笑)


苦手だと言った妹ちゃんは、再び入ってきたもののやっぱりなにもできずに拝む


なかなか分娩が進まないので、今度はウンチングスタイルになる(笑)

つまり、痛みが襲ってきたときに丸椅子に座らず、そのまま腰をおろして和便器で用をたす感じのスタイルになる。


これが効果あったのか?


いっきに進む。
あたし的にはなにがなんだか?だったけど、助産婦さんたちが「子宮口チェックしよう」と突然言い出す。




・・・気がつきました?



病院着いてから、はっきりいって初めての子宮口チェック。
時間的にはすでに夕飯が出てたので、19時とか20時当たりだと思う。

あたし的には「ここまで頑張ってたのに、全開じゃなかったら泣く!!!」と思っていたが、案の定全開!!

「よし!!子宮口全開だよ!あとちょっと!!!」


「子宮口全開」と「あとちょっと」を聞いて、一気にやる気が出てくる。
ぶっちゃけ言うと、ちょっと途中からやる気が失せていた。

いつになったら産まれてくるのかさっぱりだったし?


それに全然寝てないから、痛みの合間に眠気が襲ってきて


『あ、あれ?あたし今寝てた?』


みたいになってたしね。


が、せっかくやる気が出てきたのに、一瞬やる気がうせる場面が!


妹ちゃんが分娩室に入ってくるなり、

『オトンが今日の満潮は22時20分ごろだから、その時に産まれるんじゃ?って言ってる~』

って。

それを聞いてた助産婦さんが

ナース「それは過ぎちゃうかもね~?」

と言ったから…。


過ぎるんかいっ!!!!!

みたいな(笑)


・・・・続く・・・・。
(長い・・・)