否定しない | Spice up everyday

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(株)スパイスアップ 代表 経営コンサルタント 望月啓子のブログです

夏も終わりに近づいていますが、珍しくお肌の調子がよいこの頃。この時期にこれだけ潤いが保てているのは画期的!


実は、お客さんとして来店したエステで、クレンジングをより丁寧に、できれば2回やるようにとアドバイスを受け、実際にやってみたらすぐに効果が出たのです。


「やはりプロの言うことは聞くものだな~」などと思いながら「あれ?」と何かひっかかるものが…。


そういえば、以前にも別のところで全く同じアドバイスを受けたのに、実行に移さず完全に聞き流していたことを思い出しました。


おっと、この差はなんだろう??


ということで記憶をひも解いて見ると、「否定された」からだと気づきました。


ちょっと長くなりますが会話を再現してみます。(仮にAさんとします)


A 「いつも朝のお化粧はどんな手順でどんなものを使われてますか?」


私 「えーと、化粧水→乳液→クリーム→UV→BBクリーム→パウダーファンデ ですかね」


A 「それだけですか? 美容液は?」


私 「美容液もつけますが、今は美容液をつけるとここの吹き出物が大きくなる気がするので今は使ってません。 あ、あと、UVの前にベースクリームもつけてますね。」


A 「洗顔は?」


私 「あ、顔は洗いますよ」


A 「洗顔フォームで?」


私 「洗顔フォームはつかいませんね。顔の潤いが取れてしまって荒れやすくなるので、ぬるま湯だけで洗ってます」


A 「そうですか。洗顔フォームは使ったほうがいいですね。汚れていないようでも皮脂などが夜のうちに出ていますから。 肌荒れのもとになるんですよ。クレンジングはどんなものをお使いですか?」


私 「クリームタイプです。オイルやジェルを使うと肌があれるので。」


A「そうですか。クレンジングはしっかりしたほうがいいですね。できればダブルクレンジング、2回やったほうがいいです。お肌に汚れが残っていると調子が悪くなりますから。」


私「へえ、そうですか」


乾燥肌がひどく、洗いすぎるとガサガサになり、今使っているクレンジングと出会ってようやく肌が落ち着いたという現在の私。


これまでの経験から「洗いすぎはNG」という自分なりの法則を確立していたところに、「洗顔フォームじゃないとダメ」「ダブルクレンジングしないとダメ」と否定から入られた結果、(なにこの人?ぜんぜんわかってないじゃん!)という不信感を抱いてしまったのでした。


今思うと、あまりにいろいろ塗りたくっているのでちゃんと落とさないとその後につける化粧水などの効果がダウンするという意味だったのだと思いますが…洗いすぎNGの法則はあくまで素人判断ですし(^_^;)


でも、否定されると言うこと聞きたくなくなっちゃうんですよね。質問ばかりされて尋問されているような気分になったのも原因かもしれません。


では、私が素直に「やってみよう」という気持ちになったBさんとの会話もご紹介しましょう。


B 「いつもクレンジングはどんなものを使ってます?」


私 「クリームタイプです」


B 「よく落ちます?」


私 「うーん、正直、落ちは弱いです。でも、強いものを使うと肌が荒れるので…」


B 「そうですよね。でも、クレンジングしていて、結構お使いのUVクリームやBBクリームが結構しっかり肌につくタイプのようなんですよ。 かなり頑張って落とさないと肌に残ってしまうので、よーく落としてあげたほうがいいですね。 できれば2回、ダブルクレンジングをしたほうがいいです。」


私 「そうですか。確かに化粧水つけるときに時々コットンにファンデが残っているかも…」


B 「ファンデやUVが残っていると、化粧水の吸い込みも悪くなって潤い不足になりやすいんです。 ちょっと大変かもしれませんが、頑張って2回やってみて下さい。」


私 「わかりました、やってみます!」


会話は短いですがより説得力がありますよね。

私の言うことは否定せず、なぜダブルクレンジングしたほうが良いかをわかりやすく伝えてくれています。
 
正直、私自身も昔、お客さまに同じ提案をしたにもかかわらず、私のほうは聞いてもらえず先輩の意見は採用された…というような経験がありました。
要は提案内容の問題ではなく「私」が信用されていなかったということですよね(+_+)


否定されて心が閉じてしまうと、何事も受け入れてもらえなくなりがちです。否定しなくても相手にプラスをもたらすアドバイスはできるはず!


特に癒しや美の業界は相手に嫌われたら絶対に結果は出ません。まずは自分自身が心を柔らかく、相手を受け入れることを心がけたいですね。