言行一致 | Spice up everyday

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(株)スパイスアップ 代表 経営コンサルタント 望月啓子のブログです

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週末に千葉県野田市にある温浴施設「グランローザ潮の湯」 に行ってきました。

オープン前に接客研修を担当させていただいたのですが、なんと1周年!月日のたつのは早いものです…!!


今回は、1周年のイベントの中で娘が「こども店長」の一人としてご挨拶やワゴンサービスをさせていたくことになり、付き添い&見張り役として現場に入りました。


久しぶりに接客業の現場に立ちましたが、娘にお手本を示さないと!と思ったのもありますが、自分でも恐ろしいほどに一瞬にして姿勢と表情が切り替わりました。これをいつもやっていれば太らないのになあ…(笑) 

お客様の目がないとダラっとなってしまうことを反省しました。


さて、「姿勢正しく、笑顔で挨拶!」のような画一的な行動には疑問を持たなくもないのですが、スポーツと同じで、できる人の動きには無駄がなく、見ていて気持ちがいいものなので、まずは「形から入る」こともやはり必要だろうと思います。


このテーマを考えていると思い出すのが、美輪明宏さんの「紫の履歴書」の「おじぎ」という詩です。著作権的に全文引用はまずいのだろうなあと思うので一部だけ…。


おじぎ


生まれて初めてのキャバレー勤め
ドアボーイ
我儘育ち
芸術家気取りの僕ゆえに
とても他人に頭など
下げられるものではありませぬ…


美輪さんと思われる主人公はこの後、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」という挨拶をしていきます。はじめは心が伴わず、言葉もごにょごにょとしていたのが、徐々にきちんと言えるようになり、最後は言葉と心が一致するという、短いながらも若いころの成長がリアルに伝わってくる大好きな詩です。


はじめてのアルバイトはこんな感じのひとも多かったのでは…?と思いますね。ご興味のある方は本屋さんで読んでみて下さいませ。


これを読むと、画一的と言われても、まずは自分に求められる最低限の役割を担っていただけるように、
しっかり笑顔で挨拶を教え込みたいなと思います。はじめは形だけでも、心がそのうちついてくればいいんじゃない?と…。


実際に、にこにこしていると心も穏やかになっていい動きができるようになりますからね。


で、正直、心がしっかりある人は、普通に感じが良ければ姿勢なんて悪くてもいいんじゃない?とも思ってますが、まあこれは研修では言えないんですけどね…ってここに書いたら同じですね(笑)


心を伝えるために、形も大切。最終的にはそのように考えております!