見に来て下さってありがとうございますニコニコ


映画『キングダム 運命の炎』

を観た感想です。


ネタバレ予告します。



映画を見る前に、

『キングダム』と、

『キングダム2 遥かなる大地へ』を

レンタルで借りて観たので、

予習はバッチリですグッ


漫画を途中まで読んでおり、

内容は知っていましたが、

映画になると、また違いますね〜。


漫画では、

兵士がズバズバ切られ、甲冑や兜ごと

真っ二つにされたりしてますが、


映画では、残忍でグロテスクな表現が

省かれていました。


戦闘や戦略シーンが

漫画より映画の方が短く感じたのですが、


私は、戦闘や戦略シーンが長く続くと

つまらなくなるので、

映画の方が見やすくていいかもにっこり

と思いました。


左が紫夏、右が王騎将軍


実写版になるとイメージが変わるので、

ずーっと食わず嫌いしてたけど、

観て良かった!ニコニコ


映画観る前は、


「王騎将軍が漫画と違う!」


って思ってたけど、


観るほどに、

映画と漫画の王騎将軍が一致してきて、


「王騎将軍ってこうゆう人だった。」


と思うまでに!


※以下、ネタバレがあります。



映画『キングダム 運命の炎』は、

後の始皇帝になる嬴政(えいせい)の、

過去のエピソードが出てきます。


それを観て印象に残った事は・・・


嬴政、誰も恨まないの?驚き


私なら、


「あの時あんな酷いことされた真顔


って、


後々まで尾を引いたり、

憎んだり、恨んだり、卑屈になるかも。



王になる為に産まれてきて、

王の資質を備えてる人は、


底の底に落とされ、

理不尽に、憎まれ、暴力を受け、

酷い目に合い続けても、

憎しみや恨みに囚われず、


その出来事が起こった

根本的な原因を解決する方法を見つけ、

そこを目指して行動してゆくのだな。

と思いました。

(嬴政が選んだ道には大きな犠牲が伴うけれど。)



映画では省略されてる部分が多いので、

漫画では、どう描かれていたんだろう?


と思って、

漫画『キングダム』を読み直すと、

八巻の100ページに、


「これだ!」


と思う事が描かれていました。


闇の嬴政が、

嬴政に向かって言うセリフです。

(嬴政の妄想のような自己対話)


「王族の身ながら敵国に生まれ、

戦争の怨念にあたり

痛みを失うほどに、心は内にこもった。


だがお前は、ただ魂の抜けた人形に

なっていたわけじゃない。


生来 “天才”の類のお前の思考は

ひたすら内に向い、

自問自答を繰り返していた。


戦争と、人と、国と、王について。」


自問自答することで、

個人的に誰かを憎んだり、

恨んだりする段階を超えた、

高い視点からの答えを出してます。


自問自答、自己対話の大切さを

改めて感じました。


映画の嬴政を見ても、

持って生まれた王としての資質と、

自分の不幸な境遇を、

誰かのせいにしない強さと覚悟を感じ、


「凄い!さすが!」


と感動して観ていました。



『いらすとや』さんの始皇帝(政)のイラスト。



嬴政が、自分の影の部分を否定して、

怖れ、逃げている所は、

映画『ゲド戦記』を思い出しました。


『ゲド戦記』のアレン、

『キングダム』の嬴政、両者とも、

『王の子』という立場です。


どちらも危機に陥った際、

自分の持つ闇ごと受容してくれる

女性から救われていて、


嬴政は紫夏から、アレンはテルーから

受け入れられ、救われることで、

それぞれ自分の闇を認め、受け入れて、

強くなっています。



『受容』って大切だな〜って、

改めて思いました。


ギュッとなった想いが、

ほどけて広がる感じがします。



映画『キングダム 運命の炎』の後半は

戦場シーンでしたが、


先の先まで戦局見据えている王騎将軍は、

将棋とか囲碁とかオセロとかも、

めっちゃ強そうだなにっこり


と思いました。



他にも感想あるけど、

長くなるので省略します昇天


最後に一言。


信と一緒に修行をした渕(えん)さんが、

漫画そっくりで、とても良かったですニコニコ



『受容』関連


『自己対話(自問自答)』関連