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頚椎後縦靭帯骨化症(頚椎症)で、

母が整形外科を受診した話しの続きです。


※この記事は2022年に書きました。

医療技術等の進歩で、数年後には

色々変化している可能性があります。



母は今から10年前に、

頚椎後縦靭帯骨化症と診断されました。

あの頃はまだ認知症も無く(たぶん)、

元気だったので、母一人で病院へ行き、

後日話しだけ聞きました。


頚椎後縦靭帯骨化症は、

首の骨(頚椎)が変形して

神経を圧迫してしまうので、

脳からの伝達が上手くいかず、

首、手、足が動かしにくくなります。

ざっくりした説明で失礼しますにっこり



手術しても、治るかどうか分からず、

治るとしても、少し良くなったかな?

という程度しか治らないそうで、

合併症になる可能性もある。


先日、私が母に付き添って、

病院で診察してもらった時の説明も、

10年前に病院で言われた説明と

同じ事を言われました。


偶然にも、

姉の夫のお父さんも後縦靭帯骨化症で、

何年か前に手術をしたけど

変化が分からなかったそうで、

手術前には無かった症状として

片手に痺れが残ったそうです。



母は手術をせずに、10年経ちました。


今母は、首を上に向けられません。

左右にも少ししか動きません。


指先の細かい動きが出来ません。


大きなボタンも、

とめることができません。


ファスナーも出来ません。


箸も使えません。


字もミミズの這ったような字しか、

書けなくなりました。


歩行は、

足がもつれるようにヨロヨロです。





そのせいで、

トイレに間に合わないのかな?


と思ってたけど、頚椎症の症状で、

排便排尿障害があるようなので、

もしかしたら、それが原因かもしれません。

毎回ではないけど。



先日は、10年ぶりの受診でしたが、

当時のレントゲンが残っていたので、

それを見ながら、

頚椎後縦靭帯骨化症(頚椎症) の

説明をしてもらいました。

ややこしいけど、頚椎後縦靭帯骨化症が原因で、

頚椎症になる・・・ということらしい。


握力を測定してもらいましたが、

右手が5キロ以下で、

測定不可能な程、力がありませんでした。


左手は8キロで、右手よりは握力が有り、

動きも良いですが、握力が無さすぎて、

日常生活に支障をきたしています。


それと、


手首、ひじ、ひざ、手の指を、

(他にもやったかな?忘れた)

コンコンとトンカチ🔨みたいな器具で、 

叩いて反射を調べました。

【追記】

手の指は、トンカチみたいな器具で叩いてません。

母の指を先生の指で弾いて叩き反射を調べてました。



こんな風に脚気(かっけ)の検査みたいな感じ。


母は反射が強く出ました。


神経が圧迫されて、 

脳からの伝達が伝わりにくい場合、

反射が強く出るのだと言われました。



頚椎後縦靭帯骨化症(頚椎症)は、

手術するタイミングがあるそうで、

ある程度、症状が進行してから、

手術を勧めるそうです。


母はだいぶ症状が進んでいるので、

タイミングを既に過ぎてるけど、

年齢的には、まだ手術を勧められる

年齢らしいです。(今76歳です。)


先生に、


「手術と入院で、認知症は進みます。」


と言われましたが、

本当にその通りだと思います。


父も母も認知症ですが、

入院する度に認知症は進んでいるので、

実感として分かります。


そして、認知症だけじゃなく、

筋力、体力も低下します。


10年前、母は手術を拒否しましたが、

今回も、手術を嫌がりました。 


私と姉も、母の場合、

デメリットの方が多く感じるので、

手術はしなくていいと思っています。


手術以外の治療法は、

痛み止めしかないそうです。


がっかりだけど、しょうがないショボーン



実は、


今回受診しようと思ったのは、

もう一つ目的があるから。


後縦靭帯骨化症は、

国から難病指定されているので、

支援が受けられるらしい。


その事について

先生に聞いてみましたが、

長くなるのでまた今度書きますニコニコ




【追記】

頚椎後縦靭帯骨化症の

手術はしませんでしたが、

手術内容は教えて教えてもらいました。


神経を圧迫している変形した骨を削り、

神経への圧迫を無くして、

病気の進行を防ぐそうです。


帰宅後色々調べてみたら、

再発の可能性も有りどれほどの年数、

手術後の状態を保てるのかは

分からないようです。 


本文中にも書きましたが、

手術した人で改善した人は

「前より少し良くなったかな?」

という程度と言われました。


あとは、改善しなかったり、

合併症になることもあるそうです。


母が飲んでいる認知症の薬(ドネペジル)

を思い出しました。


認知症の進行を遅らせる薬だけど、

母の認知症は進んでいるし、

飲んでいる場合と

飲んでいない場合の違いを

本人で比べる事が出来ないから、

効果のほどが分からない真顔


今回書いた内容は、私が個人的に

見聞きした情報や思った事なので、

もしかしたら、

どこか情報が間違っているかもしれません。


気になる事がある場合は、

ご自身の判断で病院で診てもらったり、

情報を調べて下さいね。


医師や患者さんによっては、

言われる事が違うかもしれません。


ブログに書いているのは、

母の場合はこうだった、

私はこう思った、という記録です。



【2023年11月、再追記】

 この記事を書いてから

半年も経たないくらいに、

母はどんどん動けなくなりました。


よく転び、転ぶ度に酷くなりました。


今ではほぼ自力で身動きとれません。


なので、

もっと早い段階で手術をしていたら、

症状を先延ばしに出来たのかもしれない。


と、

別の可能性の今を想像してしまいます。


もし母が、

一番最初に病院で手術を勧められた時に

手術していたらどうだったろう?


2023年の現在、

特養の車椅子とベッドの上で、

自力でほぼ動けない77歳の母を見ると、


もっと元気な頃に手術を受けていたら

進行が抑えられ、

今頃もっと動けていたかもしれない、と、


『10年以上前に母が手術を選択した場合』

の『希望的な今』を想像します。



続きです