幸せって、意外と怖いんです。
そんな感覚、ちょっと理解できるんじゃないでしょうか?
なんで怖いのか?
人によって違うと思うんですけど、大体は、
「この幸せがいつまで続くか分からない」
「慣れていないから、これが幸せなのか分からない」
「こんな私が、幸せなわけがない」
カウンセリングではこんな話を聴くことも多いです。
普段から、自分にとって良い状況じゃない時…例えば、
恋愛でうまくいかないとか、
人間関係がうまくいかないとか、お金がないとか。
そんな状況が、自分にとって”当たり前”になっている時、
ぽんっと、何か今の状況がよくなったとき=幸せな状況になったとき、
「えー!私幸せに”なっちゃった”!?」
って、戸惑ったりしちゃうんですよね。
それを望んでいたにもかかわらずね。
不幸が当たり前だったら、幸せってとっても、居心地が悪いです。
なんだか落ち着かない。
そうなると、どうなるか?どういうことになるか?
やっと感じれた幸せをかみしめられる方は、
そのままその感覚を大事にしてくださいね^^
けれど、ブログを見ていただいている多くの人は…
「居心地が悪いから、落ち着かないから、
前の不幸な状態に持っていく」
ケンカをしたり、信じられないって疑ったり、自ら悪い方へ持っていったり。
私もそうでしたので、同類です~(-。-;)
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西尾維新さん、ご存知ですか?
今ドラマでやってる、新垣結衣さん、岡田将生さん共演の
『掟上今日子の備忘録』の原作者さんです。
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この小説はまだ私読んでないんですが(苦笑)、
この方の小説の、「物語シリーズ」は読んだりしてます。
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「物語シリーズ」は意外とカウンセリングに通じることが多いんです。
「人は一人で勝手に助かるだけだ」とか。
あ、そういう目線でみてるからか(笑)
小説とか文章を長く読むのが苦手で、普段は読まないタイプの私が、
先が気になって仕方ないくらい、一気に読んじゃうくらいの面白さです。
「ライトノベル」って呼ばれる軽い小説なので、とっつきやすいかも。
アニメ化もされているので(作画とてもよし!)、分かりやすいですね。
で、今アニメの最新作で、「終物語」をやっています。
まだ原作は読んでないのですけど、ちょうど”幸せ”についての回
だったので、とりあげたいです。
以下ネタバレ含みますので、先にご覧ください。
(↓観るときはニコニコ動画の登録が必要です。)
幼少期から虐待に合っていた女の子、老倉 育(おいくら そだち)が、
幼馴染の主人公の男の子、阿良々木(あららぎ)くんに、
「虐待の家庭から逃げ出したい」そのことを訴えかけていた。
(言葉ではなく、”分かって?気づいて?”って)
けれど、幼少期の阿良々木くんはそれに気づかず。
老倉さんのことも忘れている。
そして高校でまた再会。
そのときには、気づかれなかった恨み、つらみが、
阿良々木くんに対して募っていて、犬猿の仲だけど、
阿良々木くんにとっては、どうしてそうなったのかが分からない。
(幼少期のことをすっかり忘れていたから)
これが前回まで。
今回のシーンは、
一悶着あり、阿良々木くんと、委員長の羽川翼(はねかわ つばさ)と、
学校を休んだ老倉さんのお家に様子見に行ってみた場面です。
老倉「…どうして私は幸せになれないの?」
羽川「あなたが幸せになれないのは、あなたが幸せになろうと
していないからだよ。
幸せになろうとしない人を、幸せすることは誰にもできない。」
老倉「だって、私が幸せになったら、ぐしゃって潰れちゃうよ。
目も身も潰れちゃうよ…幸せの重みに耐えられない。
今更幸せになるより、ぬるーい不幸に足首まで浸かって適当に
しのいでいきたい。
靴をずぶぬれにして生きていきたい。実際そうしてきたし…。
…うん。今更幸せになりたくない。手遅れなんだよ…」
『今更幸せになるより、ぬるーい不幸に足首まで浸かって
適当にしのいでいきたい。
靴をずぶぬれにして生きていきたい。実際そうしてきたし…。』
以前の私なら…
わかる~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ってなりますねw
本当に、靴が雨に濡れたとき、ああ、ついてないなぁ…
と思うと同時に、
「これ(靴がずぶ濡れの気持ち悪い感じ)が私にとって、
ちょうどいいんだ…」
って不幸につかってましたもの。
その状態が、私にとってはふさわしいって。
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そのあと、主人公は…
阿良々木「ねぇよ。お前がつぶれる幸せなんて、この世にねぇ。
幸せは、まぶしくもなければ、重くもない。
幸せを過大評価するな。
あらゆる幸せは、お前にとってちょうどいいんだ。
だからそんな風に、幸せを嫌うな。世界を嫌うな。何もかも嫌うな。
自分を嫌うな。
こんなもんはな、誰もが持ってて当たり前のもんなんだよ!」
”今は”幸せというものを知っている阿良々木くんのセリフ。
クサイかもしれない。けど…
今なら、私もこれが理解できて、カウンセリングで熱く、伝えてます。
ほんとに、あなたが思っている「幸せ」は、過大評価しすぎですよ?
「幸せ」って、重いことでもなんでもなく、日常ですから。
日常って、”当たり前”のものでしょう?そんなもんですよ、「幸せ」って。
だから、それを選ぶ(=幸せ)のも、選ばないのも、あなたの自由なんです。
今、選んでないだけ。それだけ。
じゃあ、これからどうする?
「幸せ」を選ぶのも、拒否するのも、あなた次第ですよ。
あなたはどうする???
私はこの法則に気づいちゃったので、「幸せ」を選んでます♪
”当たり前”が「幸せ」。ただ、それだけのことなんですね^^
難しかったら、カウンセリングにいらしてください。
あなたが気づいていない、”当たり前の幸せ”、
一緒に気づいていきましょうね。