だいぶ前になってしまったけど、観てきた映画のお話。
今回は、『TIME/タイム』。
あらすじ: 科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、
25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。
富裕層は寿命を気にしなくていい一方、貧しい人々は寿命を延ばすために
あくせく働き続けなければならなかった。
貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、
時間と引き換えに裕福な男性を殺した容疑を掛けられ、追われる身となってしまい……。
Yahoo!映画より
映画の設定がとても惹かれて、これはおもしろいだろう!
ということで見てきたけど…続きは下で!
元イン・シンク(米アイドルグループ)のジャスティン・ティンバーレイク
が主演で、あまりいい評価でなかったのだけれど、結構演技良かったと思う。
ヒロインは『マンマ・ミーア!』主演のアマンダ・セイフライド。
目おっきい!←その印象w
映画の設定はものすごくいいのだけれど、
それを生かしきれてなかったかなぁ…と思いました。
そこがものすごくもったいない!!!
ただ、時間について考えさせられる映画でもあったなぁと。
人間はいつ死ぬか分からない。けれど、この映画ではそれが分かっている。
25歳を過ぎた寿命が通貨の世界なんだけれども、貧しいスラムの人たちは、
その通貨=寿命を得るために毎日働く。
朝起きて、寿命は23時間。そして、労働力を対価に寿命を得る。
物やサービスを得る対価として、寿命を削る。
そうやって日々を過ごし、一日生き延びることに一生懸命になっている人たち。
かたや富裕層の寿命は100年以上なんてざら。
寿命2ヶ月分のスイートルームに泊まり、60年分の車を買い、
100年分を賭け事のチップとする。
どっちの暮らしがいいのだろう?25歳の姿で老けないまま。
日々を貧しい中必死に生きるか、遊びほうけてただただ生きるか。
前者は、私の生活そのままwだから、大体想像はつく。
後者はとても憧れるけれど…難点は終わりがないこと=死がないこと。
富裕層の中には25歳の姿のまま、100年近く生きている人もいるわけで。
その一人の、このシステムに疑問をもつ人物がこの後の展開のキーマンになる。
それから先は…ストーリーに触れるので書けない><
「時間」を感じさせるためか、展開のテンポはとてもよかった!
ああ、時間が!もうないよっ!!!早くー!!!!!!!!
ってハラハラな場面もあった。前半&後半の2つのデジャブなシーンは、
とってもいい演出だった!!!
あと、役者さんたちの演技がいい。
タイムキーパー役キリアン・マーフィ、これから脇役には絶対この人!
ってなりそうな気配のとてもいい演技をしてらっしゃった~♪
25歳から老けない。それはなぜか?も、なぜ貧富層と富裕層が別れたのか?も、
どういう仕組みで25歳からなの?っていうのも描かれていないので、モヤモヤ。
最後の終わりも、もうちょっとどうにかしてほしかったなぁ~ってモヤモヤ。
俳優さんも、メイクでがんばってるけど…25歳にはちょっと…見えないんじゃ…
っていう方もいて、モヤモヤ。
ほんとに、ものすごく、もったいない!!!!!
人には1日86400秒、平等に与えられています。
これを観たら、「時間がない!」なんて言い訳は使えないと思いました。
結局「(あなたのために使う)時間なんてない!」が真意だからねぇw
(何年か前にこれに気づいて、「時間がない」「忙しい」という言い訳は
使わないようにしてます。)
1分、1秒が貴重な時間です。
回り道してるな~と思っても、それも無駄な時間じゃなくて、
必要な時間ということなんだろうな。実際あのときはムダだと思ってたけど、
後になって、その時間が全くムダじゃなかった!ってときはたくさんあったから。
そして、今やってることに毎回全力で取組もう!と思いました。