もしも明日 あなたが
すべての記憶を失うなら
何を憶えていたいですか
誰を憶えていたいですか
都合のいい話です
ひとつだけ持っていられるなら
何を憶えていたいですか
誰を憶えていたいですか
「自分の名前」「恋人」
「上手に嘘をつく方法」
答えはいろいろ そりゃもうたくさん
多い少ないじゃ表せない
だけど 解っていて
何かを憶えている事は
他の何かを忘れる事
誰かを愛するその心が
他の誰かを憎む事
もしも明日 あなたが
すべての言葉を忘れるなら
何を憶えていたいですか
どんな言葉を残しますか
都合のいい話です
ひとつだけ持っていられるなら
何を憶えていたいですか
どんな言葉を残しますか
「ありがとう」「すみません」
「今夜は月が綺麗ですね」
答えはいろいろ そりゃもうたくさん
必要性とかじゃ分けられない
だけど 解っていて
言葉で何かを守る事は
他の何かを壊す事
いらないと決めた言葉ほど
ずっと大切だって事
どうせ どうにもならないけど
そんなに器用な世界じゃないけど
ちょっとだけ本気になってみなよ
本気で悩んで 眠くなるまで
どうか 解っていて
何かを憶えている事は
他の何かを忘れる事
誰かを愛するその心が
他の誰かを憎む事
ひとつを選ぶ その重さを
ひとつ以上の その重さを
いつか忘れた何かの中に
大切な何かがあった事
もしも明日 あなたが
すべての記憶を失うなら
何を憶えていたいですか
誰を憶えていたいですか
20110220
なんだかちょっと凹んでたときに書き始めて、気が付いたら出来上がってた詩。
何気にこういう、一人称が登場しない問いかけの詩のほうが書きやすかったりします。
感情が入らないからですかね。
何を、どんな言葉を憶えていたいか聞かれたら
あなたなら何と答えますか?
真剣に考えてくれる人が、一人でもいればいいなと思います。
僕の視界にひとつだけ
紛れ込んだ不協和音が
甘ったるい笑顔で
「おはよう 今日も眠そうだね」
余計なお世話だって言ったら
すぐに唇を尖らせた
僕の皮膚にひとつだけ
抉るような冷たい熱が
右心室経由の輪を
感覚(データ)が速度を増していく
ノイズまみれの狭い空間
なぜかクリアな僕の名前
ほらね またすぐ隣にいるんだ
左ななめ30度下
「無視しよう」今朝もちゃんと
そう決めてた筈なのに
気づいたらキャラメルが僕の手に
僕の世界にひとつだけ
不法侵入したロングヘアが
意地の悪い笑顔で
「あなたの秘密を知ってるの」
「キスしてくれたら教えるよ」
振り払う手 歪む表情
嘘つきで迷惑極まりなく
にぎやかで明るい彼女
だけど実は淋しがり屋で
泣き虫な一人の女の子
キスは要らない ちゃんと聴いた
この心臓が叫ぶ声を
しゃがみ込んでた泣き顔に
真正面から向き合った
僕の視界はひとつだけ
明るい色をプラスした
左肩のすぐ傍で
彼女がキャラメルを差し出した
20110205
天真爛漫女子と真面目系男子の話。
改めて読むとウザいなこの子。(笑)
もういいからお前ら末永く爆発しなさい。
(キャラメル食べたくなったので強制終了)
紛れ込んだ不協和音が
甘ったるい笑顔で
「おはよう 今日も眠そうだね」
余計なお世話だって言ったら
すぐに唇を尖らせた
僕の皮膚にひとつだけ
抉るような冷たい熱が
右心室経由の輪を
感覚(データ)が速度を増していく
ノイズまみれの狭い空間
なぜかクリアな僕の名前
ほらね またすぐ隣にいるんだ
左ななめ30度下
「無視しよう」今朝もちゃんと
そう決めてた筈なのに
気づいたらキャラメルが僕の手に
僕の世界にひとつだけ
不法侵入したロングヘアが
意地の悪い笑顔で
「あなたの秘密を知ってるの」
「キスしてくれたら教えるよ」
振り払う手 歪む表情
嘘つきで迷惑極まりなく
にぎやかで明るい彼女
だけど実は淋しがり屋で
泣き虫な一人の女の子
キスは要らない ちゃんと聴いた
この心臓が叫ぶ声を
しゃがみ込んでた泣き顔に
真正面から向き合った
僕の視界はひとつだけ
明るい色をプラスした
左肩のすぐ傍で
彼女がキャラメルを差し出した
20110205
天真爛漫女子と真面目系男子の話。
改めて読むとウザいなこの子。(笑)
もういいからお前ら末永く爆発しなさい。
(キャラメル食べたくなったので強制終了)
てのひらに零れた
ひらり 千切れた羽
見上げた空には
影のひとつもなく
ああ どうして
こんなに色褪せた?
この手の中 痛いほどの紅も
温度(いろ)を 亡くして
憧れていた
彼方を翔る翼は
あまりにも
儚いことを知って
鮮明な傷痕だけが
瞳を刺した
身勝手な理想に
気付いてはいたのに
夢を追う その途中で
忘れていたんだ
ああ どんなに
願いを叫んでも
盲目の世界の中
「本当は何を願ってたの?」
"痛い゛ 違う
そう思っているだけで
傷を負ったのは自分じゃない
三人称の遠い場所
憧れていた
彼方を翔る翼は
あまりにも
非現実(アンリアル)めいていて
空に伸ばした
てのひらに捕まえた
その中にあるもの
視ることを怖れて
目を背けていた
20110115
夢や憧れを持っている人は、それを失うとすべてを失ったような抜け殻になってしまう。
大多数の人間はそこから立ち直ってまた前を向けるのだろうけど、中にはそれができない不器用な人間も居る。
これはそんな詞です。
結局何も救われないのも、理想論ではない、と言うことで。
ひらり 千切れた羽
見上げた空には
影のひとつもなく
ああ どうして
こんなに色褪せた?
この手の中 痛いほどの紅も
温度(いろ)を 亡くして
憧れていた
彼方を翔る翼は
あまりにも
儚いことを知って
鮮明な傷痕だけが
瞳を刺した
身勝手な理想に
気付いてはいたのに
夢を追う その途中で
忘れていたんだ
ああ どんなに
願いを叫んでも
盲目の世界の中
「本当は何を願ってたの?」
"痛い゛ 違う
そう思っているだけで
傷を負ったのは自分じゃない
三人称の遠い場所
憧れていた
彼方を翔る翼は
あまりにも
非現実(アンリアル)めいていて
空に伸ばした
てのひらに捕まえた
その中にあるもの
視ることを怖れて
目を背けていた
20110115
夢や憧れを持っている人は、それを失うとすべてを失ったような抜け殻になってしまう。
大多数の人間はそこから立ち直ってまた前を向けるのだろうけど、中にはそれができない不器用な人間も居る。
これはそんな詞です。
結局何も救われないのも、理想論ではない、と言うことで。
愛されたい
ただその一心で
あたしはあなたを見ていた
晴れの日は嫌いだった
"あたしを照らさないで゛
だけど あなたが笑うから
太陽が好きになった
叶わないなんて言わないで
まるで悲劇みたいじゃない
愛されたい
ただその一心で
あたしはあなたを見ていた
あたしじゃない
誰かへの言葉に
優しさなんていらないの
疲れ気味の背中に
手を伸ばしてみても
あなたは振り向かないまま
"あたしが見えないの?゛
誰よりも近くにいるのに
あたしの声は届かない
どうしてあたしは
この手は冷たいんだろう
あったかい体温で
あなたを包むこともできない
叶わないなんて言わないで
まるで悲劇みたいじゃない
好きなものは好きなの だから
いつも あなたのこと─…
愛されたい
ただその一心で
あたしはあなたを見ていた
泣かないでね
ひとりじゃないから
あたしはいつもここにいるの
もう今じゃ
あなたに触れること
キスすることもできないけど
愛してよ
ひとときも離れない
あなただけについていくから
20101227
ラストの『ついていくから』は
付いて と 憑いて の両方で。
まあ、あれです。
背後霊の歌です。
切なさと怖さのミックスに挑戦しつつ、幽霊だとわからないようにし…たかったんですが…←
ただその一心で
あたしはあなたを見ていた
晴れの日は嫌いだった
"あたしを照らさないで゛
だけど あなたが笑うから
太陽が好きになった
叶わないなんて言わないで
まるで悲劇みたいじゃない
愛されたい
ただその一心で
あたしはあなたを見ていた
あたしじゃない
誰かへの言葉に
優しさなんていらないの
疲れ気味の背中に
手を伸ばしてみても
あなたは振り向かないまま
"あたしが見えないの?゛
誰よりも近くにいるのに
あたしの声は届かない
どうしてあたしは
この手は冷たいんだろう
あったかい体温で
あなたを包むこともできない
叶わないなんて言わないで
まるで悲劇みたいじゃない
好きなものは好きなの だから
いつも あなたのこと─…
愛されたい
ただその一心で
あたしはあなたを見ていた
泣かないでね
ひとりじゃないから
あたしはいつもここにいるの
もう今じゃ
あなたに触れること
キスすることもできないけど
愛してよ
ひとときも離れない
あなただけについていくから
20101227
ラストの『ついていくから』は
付いて と 憑いて の両方で。
まあ、あれです。
背後霊の歌です。
切なさと怖さのミックスに挑戦しつつ、幽霊だとわからないようにし…たかったんですが…←
泣きながらずっと呼んでる
架空の名前は「 」
壁に背を預けて
ため息ひとつ
白い光 足元に輝く
見上げるように 静かに揺れる
君は笑えるよ ひとりじゃないよ
もう探さなくて良いんだよ
見渡してさ 手を伸ばせばいい
希望は そこにあるから
氷の雫 土に落ちて
白銀の夜に溢れた
誰の為でも無く
ただそこに在った それだけ
黒い影 月を隠して
うつむく理由 知らなくても
あきらめないで 大丈夫だよ
こんな場所にも咲けるのだから
目を閉じてさ 思い描けばいい
希望は そこにあるから
涙を拭って 一歩踏み出して
そこから全てがはじまる
明日はきっと 陽が射すんだよ
この暗い道にも
君は笑えるよ ひとりじゃないよ
もう探さなくて良いんだよ
見渡してさ 手を伸ばせばいい
希望は そこにあるから
希望は そこにあるから
20081008
珍しくひたすらポジティブな感じ。
タイトルは作中に出てくる白い花、スノードロップから。
花言葉は・・・。
架空の名前は「 」
壁に背を預けて
ため息ひとつ
白い光 足元に輝く
見上げるように 静かに揺れる
君は笑えるよ ひとりじゃないよ
もう探さなくて良いんだよ
見渡してさ 手を伸ばせばいい
希望は そこにあるから
氷の雫 土に落ちて
白銀の夜に溢れた
誰の為でも無く
ただそこに在った それだけ
黒い影 月を隠して
うつむく理由 知らなくても
あきらめないで 大丈夫だよ
こんな場所にも咲けるのだから
目を閉じてさ 思い描けばいい
希望は そこにあるから
涙を拭って 一歩踏み出して
そこから全てがはじまる
明日はきっと 陽が射すんだよ
この暗い道にも
君は笑えるよ ひとりじゃないよ
もう探さなくて良いんだよ
見渡してさ 手を伸ばせばいい
希望は そこにあるから
希望は そこにあるから
20081008
珍しくひたすらポジティブな感じ。
タイトルは作中に出てくる白い花、スノードロップから。
花言葉は・・・。