charamelic girl | sphere

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自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

僕の視界にひとつだけ
紛れ込んだ不協和音が
甘ったるい笑顔で
「おはよう 今日も眠そうだね」

余計なお世話だって言ったら
すぐに唇を尖らせた

僕の皮膚にひとつだけ
抉るような冷たい熱が
右心室経由の輪を
感覚(データ)が速度を増していく

ノイズまみれの狭い空間
なぜかクリアな僕の名前

ほらね またすぐ隣にいるんだ
左ななめ30度下
「無視しよう」今朝もちゃんと
そう決めてた筈なのに

気づいたらキャラメルが僕の手に

僕の世界にひとつだけ
不法侵入したロングヘアが
意地の悪い笑顔で
「あなたの秘密を知ってるの」

「キスしてくれたら教えるよ」
振り払う手 歪む表情

嘘つきで迷惑極まりなく
にぎやかで明るい彼女
だけど実は淋しがり屋で
泣き虫な一人の女の子

キスは要らない ちゃんと聴いた
この心臓が叫ぶ声を
しゃがみ込んでた泣き顔に
真正面から向き合った

僕の視界はひとつだけ
明るい色をプラスした
左肩のすぐ傍で
彼女がキャラメルを差し出した




















20110205

天真爛漫女子と真面目系男子の話。
改めて読むとウザいなこの子。(笑)

もういいからお前ら末永く爆発しなさい。

(キャラメル食べたくなったので強制終了)