久しぶりに会ったあなたは
似合わないピアスをしていた
「彼女とおそろい」って笑って
蒼い石が 綺麗だった
「物好きな子だね」 あたしは言う
「酷い」ってあなたは また笑う
鮮やかだった昔話は
少しだけ遠くなったみたいだ
同じ電車に乗って
同じように揺られて
あなたとサヨナラしたのは
あたしの知らない駅
恋をしているあなたは
とてもとても眩しかった
恋をしているあの人は
あたしに言い訳を置いてった
素直さとか 度胸だとか
足りないものだらけのあたしは
知らないフリが得意になって
「大人になった」と思っていた
同じ電車を降りて
変わらないはずの街を歩いた
ああ、
あたしは置いていかれたんだ。
恋をしているあなたは
とてもとても眩しかった
恋をしているあの人の
笑い声が 耳を塞いで
恋をしているあなたは
とてもとても眩しくて
恋をしているあの人は
恋をしているあの人は
20130516
ある友人から急にタイトル投げられて書いた詞です。これだけノートの中で妙に浮いてる。自分ひとりでなかなか書ける内容じゃないので、頭の中の引き出しが増えたような気がしました。ｗ
なんとなくイメージはチャットモンチーです。割と初期の。恋愛スピリッツとか、あのあたりの楽曲は当時ガールズバンドに勝手に抱いていた明るく楽しくなイメージを粉砕しました（笑
各駅停車、夕暮れ、踏切、そんなイメージです。
成長して、電車でたまたま再会した幼馴染男女。
少女マンガならこの二人はハッピーエンドになるのかもしれませんが、残念ながらそうはならないあたりがkouであり、Sphereです。なんかすいません。