カーテン | sphere

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自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

窓際に置いた鉢植えに
白い花が咲く日曜日
部屋を通り抜ける春風
ひらひらと カーテンが揺れた

「君を護(まも)ってるみたいだ」と
小さく呟いた言葉に
「そうかもしれないね」だなんて
曖昧に 笑ってみせた

本当は怖かったんだ
君を連れてってしまいそうで

踏み出せない一歩のように
隠した 横顔と秘め事
世界に融かさぬ様にそっと
触れられたら良かったのに

薬指 きらめく光が
綺麗な君を彩るから
思わず零れた溜息が
風に消えてゆけと願うよ

傾いた陽の橙色
小さな部屋ごと染め上げて
溢れ出すほどの明るさを
閉じ込められはしないのに

波打ち揺らぎ 姿を変え
それでも届かぬ境界線

「幸せ」と名付けてしまえば
伸ばす手は下ろせるだろうか
渇いたままの心もきっと
別の何かで誤魔化せる?

同じ光を映しながら
描き出す色が違うなら
どうかこのささやかな今を
君が憶えています様に


踏み出せない一歩のように
隠した 横顔と秘め事
世界に融かさぬ様にそっと
触れられたら良かったのに

同じ光を映しながら
描き出す色が違うなら
どうかこのささやかな今を
僕がいつか
かつての恋と呼べます様に















20110704

カーテン というタイトルとテーマを決めてから書いた詞。
どうしてもアガサ・クリスティの「カーテン」(エルキュール・ポワロ最後の事件)が出てきてしまいますが・・・w

指輪まで着けてるような、多分ずっと前から友人だった彼女を未だに想ってる、というような話です。
昔から悲恋系はよく書いてますが、やや大人っぽい雰囲気にしてみました。

余談ですが、脳内でずっと椿屋四重奏の中田さんの声で再生されてました(爆)
これ書いてた頃よく聴いてた気がします…www