冷えきった空気の中
歩く道なんかなくて
行き場の無い二人
今日も何かに怯えてる
待ち続けてる「平和な朝」を
あなたと二人 迎えること
欠けた月が 僕らを見ている
夜の闇 照らす光で
明日(あす)の朝など知らないけど
今はただ、夢を見よう
見られなくなった笑顔
震えてる 寒さ以外に
振り向けない背中に
誰も居ないと信じている
一人願った「平和な夜」に
あなたと二人 眠れるように
欠けた月がすべてを晒して
涙 傷跡 なにもかも
何度も叫んだあの夜を
映し出しては泣いている
流星なんて見えないから
僕らは願う
決して丸くならない月に
欠けた月が 僕らを見ている
二人の影 作る光で
走り続ける毎日の先に
終わりが来る夢を見よう
20080422
満月より三日月が好き。
『願いが叶わないのは、僕の何かが欠けているから』
そう思い込んでいる、誰かと誰かの少し悲しい話。