いつだって君は
僕を見てくれてた
優しい瞳が大好きだった
色彩の無い世界を壊して
綺麗な色を重ねて
僕に笑いかけた
うつむいた横顔
見えない表情
振り向いて笑う
どうして?
たとえばこの刻に
君の呼吸が止まっても
泣けやしないよ
涙が零れる前に
僕の存在(かたち)が崩れてくから
ねぇお願い
もう一度笑ってよ
あの時の声
記憶に焼き付く
語り掛ける君
消えかけた夢
時々見せた 哀しみ隠して
仮面被って泣いてた
それくらい知ってる
星の数より多い
優しさをくれた
君は融けてく
まるで
いつか見た雪のように
たとえばこの刻に
君の呼吸が止まっても
泣けやしないよ
君が大切すぎたから
僕にとって何よりも
ねぇお願い
もう一度笑ってよ
歪んだ場所
白い花束
「どうして、どうして」
聞こえてたんだ
どれほど狂えば
楽になれる?
せめて幸せを
少しでも
君に、
たとえばこの刻に
君の呼吸が止まっても
泣けやしないよ
全てが終わったとしても
君の笑顔が崩れてくから
ねぇお願い
もう一度笑ってよ
もう一度笑ってよ
20080630
「君」がいないと生きられないと本気で思ってしまうような、そんな人の話。
あまりにも弱さが出過ぎて、読んでて辛くなりましたorz